日本橋三越で芸大の現役、OB「芸術祭」展、9部門91人が出品

【銀座新聞ニュース=2020年8月12日】国内最大手の百貨店グループ、三越伊勢丹ホールディングス(新宿区新宿5-16-10)傘下の三越伊勢丹(新宿区新宿3-14-1)が運営する日本橋三越(中央区日本橋室町1-4-1、03-3241-3311)は8月12日から17日まで本館6階美術特選画廊などで「MITSUKOSHI×東京芸術大学 夏の芸術祭2020」を開いている。

日本橋三越で8月17日まで開かれている「三越(MITSUKOSHI)×東京芸術大学 夏の芸術祭2020」に出品される油画の星野歩さんの「薔薇(ばら)の道」(木材パネル、紙/ボールペン、水彩絵具、アクリルガッシュ)。

隔年で開催してきた東京芸術大学の日本画、油画、彫刻、工芸(彫金、鍛金、鋳金、漆芸、陶芸、染色、ガラス造形、工芸基礎、木工芸)、デザイン、建築、先端芸術表現、美術教育、文化財保存学の9部門の教授が推薦した40歳未満の大学院在学生、卒業生91人の作品を展示する企画展だ。

今回は6回目で、本館6階の美術特選画廊、美術サロン、美術工芸サロンで、「アイ・ラブ・ユー(I LOVE YOU)」をテーマに、多様性社会に生きる作家たちが若き才能を表現した作品を紹介する。

芸大美術学部長の日比野克彦(ひびの・かつひこ)さんは作品展のテーマについて、芸大が方針として掲げている「I LOVE YOU-芸術は人を愛する」というフレーズでもあり、「芸術あっての人なんだ」という想いが込められている、としている。

主な出展者は日本画が長沢耕平(ながさわ・こうへい)さんら10人、油画が星野歩(ほしの・あゆむ)さん、北沢理紗(きたざわ・りさ)さんら16人、彫刻が島田佳樹(しまだ・よしき)さんら8人、工芸が海老塚季史(えびづか・きふみ)さんら22人。

デザインが山田勇魚(やまだ・いさな)さん、古家野雄紀(こやの・ゆうき)さん、イチャス(ICHASU)さんら17人、建築が越智俊介(おち・しゅんすけ )さんら3人、先端芸術表現が知念(ちねん)ありささん、神谷紀彰(かみや・のりあき)さんら5人、美術教育が上田(うえだ)かなさんら2人、文化財保存学が山田亜紀(やまだ・あき)さんら8人。

時間は10時から19時(最終日は17時)。

注:「東京芸術大学」の「芸」と「長沢耕平」と「北沢理紗」の「沢」はいずれも正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。