志門で「ドローイング」準大賞の倉田和夫、松尾奈保展

【銀座新聞ニュース=2020年8月31日】ギャルリー志門(中央区銀座6-13-7、新保ビル、03-3541-2511)は8月31日から9月5日まで倉田和夫さんと松尾奈保さんの「二人展」を開く。

ギャルリー志門で9月5日まで開かれている倉田和夫さんと松尾奈保さんの「二人展」のフライヤー。

2019年7月に開かれた第8回公募「ドローイングとは何か」で準大賞を受賞した倉田和夫(くらた・かずお)さんと松尾奈保(まつお・なほ)さんが新作を中心に展示する。

「ドローイングとは何か」は審査員で美術評論家の金沢毅(かなざわ・たけし)さんが中心になって、「ドローイング」を完成された線描画とし、習作や下絵と一線を画した作品を発表する場を公募展として立ち上げ、2010年からはじめ、2019年が8回目になる。8回目は応募者数144人、作品数245点で、その中から、倉田和夫さんと松尾奈保さんが準大賞に選ばれた。

倉田和夫さんは1950年広島県生まれ、1976年に創形美術学校版画科を中退、2012年に日本橋三越本店美術サロンで個展を開いている(2015年、2018年)。1992年に第1回林武賞展で優秀賞、第4回春日水彩画展で大賞、1993年に人間賛歌大賞展で奨励賞、2015年にフェイス(FACE)展でオーデイエンス賞、アートオリンピア審査員特別賞、2019年に第8回「ドローイングとは何か」展で準大賞、第5回宮本三郎記念デッサン大賞展で佳作賞を受賞している。

松尾奈保さんは1996年京都府生まれ、2019年に広島市立大学芸術学部美術学科油絵専攻を卒業、現在、同大学大学院芸術学研究科造形芸術専攻に在籍中。2013年に第35回美工作品展で京都市長賞、2019年に第22回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展で優秀賞、同大学芸術資料館買い上げ、2019年に第8回「ドローイングとは何か」展で準大賞を受賞している。

開場時間は11時から19時(最終日は17時)、入場は無料。