クオリアートが八重洲で「日本の美術」受賞展、映水、友寄万梨奈ら29人

【銀座新聞ニュース=2020年8月30日】国内外で美術展覧会などを企画運営するクオリアート(旧世界文芸社、中央区銀座5-14-1、銀座クイントビル、03-6853-0009)は8月31日から9月6日まで、「ギャラリー八重洲・東京」(中央区八重洲2-1、八重洲地下街)で「第25回日本の美術 全国選抜作家展」の受賞作家展を開く。

クオリアートが8月31日から9月6日までギャラリー八重洲・東京で開く「第25回日本の美術 全国選抜作家展」の受賞作家展のフライヤー。

1995年からはじまっている「日本の美術 全国選抜作家展」は2020年に25回目になり、2月14日から18日まで上野の森美術館で開かれた。その中から受賞作家による展示会を例年は4月からギャラリー八重洲・東京で開いていたが、今回は新型コロナの感染拡大に伴い、8月末から9月はじめに延期していた。今回は29人の受賞者の作品を展示する。

今回は大賞は女流画家の映水(えいすい)さんの「登龍門」、準大賞が友寄万梨奈(ともより・まりな)さんの「フィーリング(feeling)」、部門賞では、日本画が大久保岱影(おおくぼ・たいえい)さんの「雪原の幻想」、洋画が佐藤史子(さとう・ふみこ)さんの「ものがたり」、彫塑・陶工芸が石川秀隆(いしかわ・ひでたか)さんの「淵泉」。

審査員の桂由美賞が花田朋美(はなだ・ともみ)さんの「フラワー(Flower)」、勅使河原純賞が中島茂夫(なかじま・しげお)さんの「甲斐駒ヶ岳」、山本豊津賞が福紀心(ふく・のりこ)さんの「線」、柴山哲治賞が梶浦明日香(かじうら・あすか)さんの「虎穴に入らずんば虎子を得ず」。

アートのある暮らし協会賞が後藤真子(ごとう・まさこ)さんの「日陰をあげましょう」、ミック・デイビス(Mick Davis)賞が棚橋(たなはし)かうさんの「黒い薔薇(ばら)」、ポール・ゴーギャン(E.H.Paul Gauguin、1848-1903)の子孫にあたるマルセル・タイ(Marcel Tai)賞が大川内隆雅(おおこうち・たかまさ)さんの「イーチ・ライフ、イーチフューチャー(Each Life, Each Future)」、K氏賞が畑文江(はた・ふみえ)さんの「カラフル・フレーム(Colorful Frames)」。

人気アーティスト賞が教誓由香子(きょうせい・ゆかこ)さんの「ル・ファボリ・ドゥ・ドリアード(Le favori de Dryade)-ドリアードのお気に入り」、田口恵子(たぐち・けいこ)さんの「パッション(PASSION)」、中田恭子(なかだ・きょうこ)さんの「愛」

審査員特別賞がアトリエ・アガパンサス(atelier Agapanthus)さん、山崎清子(やまざき・きよこ)さん、江口節子(えぐち・せつこ)さん、高智美乃(こうち・みの)さん、佐伯尚佳(さえき・なおか)さん。

塩沢清子(しおざわ・きよこ)さん、島津慶子(しまづ・けいこ)さん、ジュエルトモコヤマモト(JL Tomoko Yamamoto)さん、田代和美(たしろ・かずみ)さん、永田洋子(ながた・ようこ)さん。

野原綾乃(のはら・あやの)さん、長谷川素子(はせがわ・もとこ)さん、古川(ふるかわ)ふさみさん、ヨシエ(Yoshie)さん。

開場時間は11時(初日は15時)から19時(最終日は13時)。入場は無料。

注:「後藤真子」の「真」、「高智美乃」の「高」、「塩沢清子」の「沢」はいずれも正しくは旧漢字です。名詞は原則として常用漢字を使用しています。