ホットペッパー調べ19年度外食5%減の4兆円割れ、中食は前年並

【銀座新聞ニュース=2020年9月16日】大手情報会社のリクルートグループの旅行、レジャー、飲食などの情報サービス会社、リクルートライフスタイル(千代田区丸の内1-9-2、03-6835-1000)の「食」に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は9月15日に、2019年度の「外食&中食動向」(推計値)を発表した。

日清食品ホールディングス傘下の明星食品(渋谷区千駄ヶ谷3-50-11、03-3470-1691)はこのほど、1950年の創業以来70周年を迎え、チャルメラ初代の味を再現した「明星チャルメラしょうゆラーメン5食パック数量限定復刻版」(税別550円)を発売した。細麺やビーフ特有の旨味を凝縮したスープは初代の味を再現している。

それによると、2019年度(2019年4月から2020年3月)の首都圏・関西圏・東海圏(東名阪)3圏域の外食市場規模は前年度比5.2%減の3兆9208億円と3年ぶりに前年実績を下回り、4兆円を割った。中食市場は同0.8%増の1兆2285億円と3年続けて前年実績を上回った。

ホットペッパーグルメリサーチセンターでは、3圏域計で基準となる人口は前年度比0.8%減の4109万人と微減し、延べ外食回数が同5.1%減の15億1649万回、外食単価も平均2585円と同0.1%減と減ったことから、市場規模が縮小した、としている。

一方、中食市場は実施率が微減、中食購入頻度と中食単価は微増の結果、延べ中食購入回数および市場規模は前年並みだった。

外食市場規模は2013年度が3兆9574億円、2014年度が前年度比0.9%増の3兆9918億円、2015年度が1.9%増の4兆668億円、2016年度が3.6%減の3兆9194億円、2017年度が4.0%増の4兆752億円、2018年度が1.5%増の4兆1350億円だった。

人口は2013年度4267万人、2014年度が4200万人で、2015年度が4168万人、2016年度が4141万人、2017年度4135万人と減少傾向にあったが、2018年度4141万人と増加し、2019年4109万人と再び減少した。

これに伴い、延べ外食回数も2013年度16億7028万回、2014年度が16億1835万回、2015年度が15億9114万回、2016年度が15億4479万回と減ってきたが、2017年度15億7767万回と増加に転じ、2018年度15億9735万回と増え、2019年度に減少した。

外食単価も2013年度が平均2369円、2014年度が2467円と同4.1%増、2015年度が2556円と同3.6%増と伸びていたが、2016年度に0.7%減の2537円とマイナス、その後、2017年度が1.8%増の2583円、2018年度が0.2%増の2589円と増えていた。

業態別の外食市場規模は飲酒主体の「居酒屋」が同7.9%減少の8680億円で、22.1%のシェアを占めている。次いで食事主体の「和食料理店」が同5.9%減の5743億円で、14.6%のシェア、食事主体の「焼肉、ステーキ、ハンバーグ等の専業店」が同1.3%減の4107億円で、10.5%のシェア、食事主体の「フレンチ、イタリアン料理店」が同6.5%減の2956億円で、7.5%のシェア、食事主体の「ファミリーレストラン、回転すし等」が同3.1%減の2796億円で、7.1%のシェアと続いている。

また、2019年度の外食機会中の「飲酒の有無」についても集計しており、飲酒を伴う外食シェアは回数で44.3%(2018年度45.7%、2017年度46.0%)だった。

一方、中食の市場規模は2013年度が1兆1056億円、2014年度が前年度比0.1%減の1兆1048億円、2015年度が同1.7%増の1兆1241億円、2016年度が同2.5%減の1兆963億円、2017年度が同5.9%増の1兆1614億円、2018年度が同4.9%増の1兆2188億円だった。

延べ中食購入回数は2013年度14億7266万回、2014年度が同1.2%減の14億5477万回、2015年度が同0.3%減の14億5066万回、2016年度が同1.4%減の14億3075万回と減ってきたが、2017年度は同3.4%増の14億7981万回と増え、2018年度も同4.6%増の15億4825万回と増えた。しかし、2019年度は同0.4%減の15億4224万回と減少した。

中食単価は2013年度が平均751円、2014年度が759円と同1.1%増、2015年度が775円と同2.0%増と伸びていたが、2016年度に同1.1%減の766円と減少した。しかし、2017年度は同2.4%増の785円、2018年度は同0.3%増の787円、2019年度は同1.2%増の797円と3年連続で増加した。

1カ月あたりの実施者の中食購入頻度は2013年度4.69回、2014年度4.71回、2015年度4.68回、2016年度4.62回と2015年度から減少していたが、2017年度4.68回、2018年度4.81回、2019年度4.86回と2017年度から増加傾向にある。

1カ月あたりの中食の購入場所(2020年4月時点)は外食店のテイクアウトが39.4%(2019年4月時点18.7%)と大幅に増え、持ち帰り専門店が18.0%(同17.1%)、外食店の出前が9.2%(同5.0%)も増加している。これに対して、スーパーマーケットが58.3%(同64.2%)、コンビニが23.5%(同29.9%)、百貨店が10.6%(同19.8%)と減少している。

また、4-6月の新型コロナウイルスによる影響を調査したところ、外食市場規模では4月に前年同月比で77.5%減、5月に74.5%減と大きく落ち込んだが、6月に43.9%減まで30ポイント以上回復している。一方、中食市場規模は4月に16.7%増、5月に41.5%増と拡大したが、6月には17.5%増と4月と同水準に戻っている。

調査は首都圏、関西圏、東海圏の各圏域中心部からの鉄道距離が、おおむね首都圏90分圏、関西圏80分圏、東海圏60分圏の市区町村に住む20歳から69歳までの男女を対象にインターネットによって実施した。

外食は夕方以降の食事について、店で食事した場合を対象とし、飲酒のみ、喫茶のみの場合も含まれ、夕方以降、複数回外食した場合、1日あたり2回まで(2軒目まで)の外食を含んでいる。

中食は、夕方以降の食事について、外で買ってきたものを家で食べたり、出前や宅配を利用して食べた場合を対象とし、食事の一部(おかずのみなど)を買ってきて食べた場合も含まれ、夕方以降に複数回中食した場合、1日あたり2回まで(購入金額の上位2位まで)の中食を含んでいる。

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