サニーヘルス、食事代わりに甘いものは、糖質量過多で老化促す

【銀座新聞ニュース=2020年11月7日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「食事がわりに甘いものを食べると体へこんなに悪影響が!」を発表した。

ケーキやプリンにはビタミン、ミネラル、食物繊維などダイエットに欠かせない栄養素はほとんど含まれていない。糖質と脂肪が主な栄養素で、砂糖、バター、マーガリン、ショートニングなどが使われ、血糖値が急上昇し、その後、急降下するので、日常的に繰り返すと糖尿病のリスクを高める。

ダイエット中は、お菓子やスイーツなど甘いものが無性に食べたくなる時があるが、「甘いものを食べてはいけない、食べるべきではない」という気持ちがあるために、余計に食べたくなってしまうという心理かもしない。。

どうしても食べたいあまりに、食事の代わりに甘いものを食べて、カロリーの帳尻を合わせよう、このように考えたことのある人や実際に経験のある人は多いはずだ。

確かに摂取カロリーに大きな差はなく、食事を取る代わりに甘いものを食べるほうが、むしろ低カロリーで済んでしまう場合すらある。しかしながら、こうした食べ方はメリットよりもデメリットが大きい。食事代わりに甘いものを食べると、体へどのような悪影響を及ぼすのだろうか。

●食事代わりにスイーツを食べる3大デメリット

デメリット1.カロリーは同じでも甘いものだと太る
ケーキやプリンにはビタミン、ミネラル、食物繊維などダイエットに欠かせない栄養素はほとんど含まれていない。

通常の食事であれば、糖質、タンパク質、脂肪、ビタミン、ミネラル、食物繊維など体に必須のさまざまな栄養素をまんべんなく摂ることができる。一方、甘いものはどうだろうか。

ケーキ、プリン、クッキーなど洋菓子は糖質と脂肪が主な栄養素で、砂糖やバターのみならず、欧米では規制されている油「トランス脂肪酸」を含む、マーガリンやショートニングなどがたっぷりと使われている。ビタミン、ミネラル、食物繊維などダイエットに欠かせない栄養素はほとんど含まれていない。

糖質を摂りすぎると体内では「糖化」現象が起こり、老化が促進される。画像はメークアップアーティストが化粧などを使って老化促進を象徴的に見せている。

摂取できる栄養素以外にもキモとなるのが、血糖値の問題で、食事を取るのは空腹時、つまり血糖値が下がっている状態のときになる。この状態で食事代わりに甘いものを食べてたっぷりの糖質を摂ると、血糖値が一気に上昇し、血糖値をコントロールするためにインスリンというホルモンが過剰分泌される。エネルギーとして使われなかった余剰分の糖は、脂肪として蓄えられてしまう。

しかも急上昇した血糖値は急下降するため、すぐにまた空腹を感じることになり、余計なものを食べてしまうという悪循環にもなりかねない。特に、朝は血糖値が下がっており、しかも体へ吸収されやすい状態ですので、朝食代わりに甘いものを食べてしまうとひじょうに太りやすいといえる。

また、血糖値の急上昇、急降下を日常的に繰り返すと、糖尿病のリスクを高めてしまう恐れがあり、太ることへの心配だけでなく、健康面でも注意が必要となる。

デメリット2.体調不良のもとに!
食事と甘いものとの大きな違いは、食事からは栄養を摂ることができるが、甘いものは反対に体内の栄養素を消費してしまうことだ。甘いものは糖質や脂肪たっぷりなので総じて高カロリーで、エネルギー(カロリー)は得ることができるものの、これらを体内で代謝するために、大量のビタミン、ミネラルが使われる。

糖質をエネルギーに変える(代謝する)ためには、体内のビタミンB1が使われる。水溶性のため体にストックしておくことができないので、日々の食事から摂取しなくてはならない。ビタミンB1は豚肉やウナギ、玄米などに多く含まれている。

ビタミンB1が不足すると糖質の代謝がスムーズに行われず、疲労感や倦怠感を起こしてしまうほか、脳へのエネルギー供給が滞り、イライラや集中力の低下ということも起こる。そして、代謝しきれなかった糖質は体脂肪になる。

洋菓子に多く含まれる脂肪は、代謝するためにはビタミンB2が使われる。豚、牛、鶏のレバー、ウナギ、納豆、卵、魚に含まれ、B1同様に水溶性のため、体にストックができないので、毎日、摂取するべき栄養素といえる。

ビタミンB2が不足すると脂肪の代謝がスムーズに行われず、エネルギーとしての利用効率が下がり、やはり体脂肪になってしまう。また、肌や髪のトラブルなどが起こり、口の端が切れる口角炎の原因にもなる。

デメリット3.老化が促進される
糖質を摂りすぎると体内では「糖化」という現象が起こる。糖化とは、体内の糖とタンパク質とが結びつき変性することで、例えば、肉に火を通すと固くなり、色が変わるのもタンパク質の変性の一種で、生の状態に戻すことができないのと同様に、一度糖化が起こるともとには戻らない。

体内で糖化が起こるとAGEs(エイジス、終末糖化産物)という褐色の老化物質が発生する。糖質の過剰摂取は体内で代謝しきれず糖化し、肌や血液、臓器まで、全身の老化が加速してしまう。

これにより、肌のくすみ、弾力がなくなる、代謝が低下し太りやすくなる、成人病リスクの上昇などの可能性が高まる。糖化を防ぐには血糖値を急上昇させないことが重要となる。食事代わりに甘いものでは、糖質量が多すぎるので、糖化、老化への道まっしぐらになってしまう。

●甘いものを食べてもよいタイミングは?

食事代わりに甘いものを食べると、肥満リスク、健康リスクを高めてしまうことがわかってもらえたのではないだろうか。

甘いものを食べたいときは、玄米、野菜、きのこ、海藻など食物繊維たっぷりの食事の後が最適で、食物繊維をしっかり摂った食後であれば、血糖値の急上昇、急降下の問題がクリアされ、すでに満腹感を得た後なので、量を食べ過ぎることもない。

生クリームやバター、ショートニングなどがたくさん使われている高脂肪の洋菓子よりも、あんこやきなこ、寒天などを使った和菓子のほうがダイエット向きといえる。

食事と甘いもののカロリーが同じだったとしても、栄養素には大きな差があり、栄養素によって、それぞれ体内での代謝のされ方や役割は異なるので、食べ物はカロリー以上に栄養素を重視するようにしたい。