串カツ田中東銀座店等でボジョレー飲み放題、「爽やかさと確かな成熟度」

【銀座新聞ニュース=2020年11月15日】串カツ店を運営する串カツ田中ホールディングス傘下の串カツ田中(品川区東五反田1-7-6、藤和東五反田ビル、03-5449-6410)は11月19日に「串カツ田中東銀座店」(中央区銀座4-11-2、03-6264-2774)など33店舗で「田中でボジョパ!」を開く。

串カツ田中東銀座店など33店舗で11月19日に開かれる「田中でボジョパ!」のフライヤー。赤ワインで串カツを食べる日になる。

毎年11月の第3木曜日が「ボジョレー・ヌーボー(Beaujolais Nouveau)」の解禁日になっており、2020年は11月19日(実際には18日24時=19日0時に解禁)があたる。串カツ田中は以前から11月の第3木曜日に、特定の店舗で「ボジョレーヌーボー」の飲み放題を実施しており、2018年が東京都内の10店限定、2019年が東海、関西を含めた23店に広げ、今回は33店に拡大し、120分間飲み放題の店(17店)と単品グラス販売の店(16店)に分けている。

中央区とその近隣では飲み放題(税別1000円)は「東銀座店」で、店内に樽型サーバーを置いて、来店客が自らグラスに入れる。単品グラス販売(1杯300円)は「有楽町店」(千代田区丸の内3-7-12、050-1705-5617)で実施する。

ウイキペディアなどによると、ボジョレー・ヌーボーはフランス・ブルゴーニュ地方ボジョレー地区で「ガメイ(gamay)」種のぶどうを使った赤ワインの新酒のことで、その年の出来具合を調べるために、8月から9月ごろに収穫し(2020年は8月20日に開始)、11月に飲めるように早く熟成させて発売される。

ボジョレー地区の新酒の赤ワインでも、ボジョレー地区のAOC(原産地統制呼称)認定の96の村のうち、北部に位置する指定された38のビラージュ村から造られたワインが「ボジョレー・ビラージュ・ヌーボー(Beaujolais Villages Nouveau)」、さらに、ボジョレー地区の中でも品質が高いブドウを産出している10区画の醸造元が造っているのが「クリュ・デュ・ボジョレー(Cru du Beaujolais)」という。

毎年10月下旬にフランスの「ボジョレーワイン委員会」が試飲会を開き、その年の味わいについて、評価などを公表する。

同委員会日本事務局によると、2018年については「しっかりとして味わい深く、同時になめらかで複雑」としたが、2019年は気候の影響を受けて、ぶどうの収穫量が減少した様子で、「2019年ヴィンテージは有望だと予想されてはいるものの、フランス全土の生産者にとって難しい年でした。彼らがこれからやらなければならないことは、テクニックを存分に活かし、ブドウを今までにない特別なものにすること」と生産者の技術に左右されるという表現を採用している。

2020年については「収穫は量としては最近の平均からすると少なめ」とし、「質の点から見ると、非常にバランスが取れた爽やかさのある仕上がり」としている。また、「大自然と折り合いをつけ、単一のブドウ品種からのワイン造りを行うボジョレー地方の生産者たちの知見と長年の経験に裏打ちされたノウハウが浮き彫りとなった」とし、「最初の段階で試飲したワインはすっきりして飲みやすく、爽やかさと確かな成熟度が感じられ」るとしている。

営業時間は16時から23時。