丸善丸の内で橋本不二子「水彩画」展、記憶の物語の植物

【銀座新聞ニュース=2020年11月22日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は11月25日から12月1日まで4階ギャラリーで橋本不二子さんによる作品展「Fujico’s PAINTINGS」を開く。

丸善・丸の内本店で11月25日から12月1日まで開かれる橋本不二子さんの個展に出品される「ビバーナム・スノーボール」。

水彩素描画家の橋本不二子(はしもと・ふじこ)さんが新作の水彩画作品をはじめ版画、ポストカード、オリジナルカレンダーなどを展示販売する。

橋本不二子さんは自らのHPの「季節便り」で近況に触れており、「私が描く絵はほとんど『記憶』の物語がある植物です。そして目新しい素材に出会った時は新鮮な気持ちで向き合い『記憶』の引き出しに追加します。楽しかった『記憶』を沢山見返してみたいと今感じています」と書いている。

橋本不二子さんは1935年神奈川県生まれ、文化学院美術科を卒業、広告代理店を経て、「バウハウス運動」を継承し、スイス・チューリッヒ市立応用美術学校グラフィック科に留学、その後、フリーデザイナーとして三菱造船、外務省、パン・アメリカン航空(当時)などの広告印刷物のデザインを手がけ、1985年に3男の事故死をきっかけに、絵を描きはじめ、水彩素描画家として軽井沢で制作している。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。