サニーヘルス、「温活」で冷え性改善を、温かい料理、飲物を摂る

【銀座新聞ニュース=2020年11月21日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「冷えが病気の原因に?温活で不調を改善してダイエットも効率化」を発表した。

冷えを改善するには、内側からも外側からも体を温める「温活」をすることが大切で、温かい料理や飲み物を毎日適量、摂取するように心がけたい。

気にはなっても、なんとなく放っておきがちなのが体の冷えだが、「冷えは万病のもと」といわれるように、体からの危険シグナルであり、放置すると太りやすい体質になったり、体調不良や病気のリスクを高めたりということにもなりかねない。

とくに女性は筋肉量が少なく、熱をつくり出す力が弱いうえ、女性ホルモンの影響で体が冷えやすいので注意が必要といえる。そこで「温活」を始めて、不調を解消したい。

●体の冷えが不調を引き起こす

腰が冷える、手足が冷たい、冷えて眠れないなど、秋冬は特に冷えに悩む人が増える時期だ。冷えは慢性的な頭痛や肩こり、便秘、関節痛などを引き起こす他、ひどくなると耳鳴りやしびれ、めまいなどの症状が出ることもある。

まだ、病気ではないものの、放っておいたら病気につながる状態のことを「未病(みびょう)」という。原因不明の体の不調がある場合は、冷えがその一因になっているかもしれない。

1日の中で体温は1度ほど上下するが、36.6度から37度が体内酵素のもっとも活発に働く体温だといわれている。平熱の低い人にとって37度は微熱に感じてしまうこともあるが、人間として本来の機能を効率的に保つには、この体温が最適とされている。

しかし、体が冷えていると体内酵素の働きが鈍くなり、体の機能が最適な状態から遠ざかってしまうことになる。

●冷えは不調だけでなく太る原因にも!

冷えは病気の状態ではないものの、「未病」の観点から放置するべきではない。放置すると体の不調を引き起こすこともある。

冷えは病気の状態ではないものの、「未病」の観点から放置するべきではない。また、病気リスクを高めるだけでなく、冷えはやせにくく、太りやすい体質の原因にもなりかねない。体温を維持することと基礎代謝には密接な関係があり、体温を高く保とうとすると体はそれだけエネルギーを作り出す必要がある。

このため、体温が高ければ基礎代謝は高くなり、その反対に体温が低いと基礎代謝はそれにともない低くなる。

基礎代謝は内臓や脳、血液循環など、体を維持するために自動的に使われるエネルギーで、運動をしなくてもエネルギーが消費されるので、基礎代謝が高いほどやせやすくなる。

●冷えを改善する「温活」

冷えを改善するには、内側からも外側からも体を温める「温活」をすることが大切となる。まず内側からの温活については、温かい食べ物、飲み物を日常的に摂ることだ。

冷たい食べ物、飲み物の摂取量が多いことや、食事量が少ない、タンパク質の摂取量が少ない、不規則な生活で食生活が乱れがちなど、これらは冷えの原因となり、やせるどころか肥満にもつながってしまう習慣といえる。

体を温める作用のある食品、血行を良くする食品を選び、温かい料理を食べることも意識的に行いたい。熱を産生する筋肉を作るもととなるタンパク質(魚、肉、卵)や、血液を作る鉄(レバー、赤身肉、貝類、小松菜など)は、毎日適量を摂るようにしたい。

【体を温める食べ物】
野菜類としては、ねぎ、しょうが、にんにく、れんこん、ごぼう、にんじん、かぼちゃなど。

色の濃いものとしては、小豆、紅茶、赤ワイン、黒ゴマ、黒豆、玄米など。

動物性食品としてはヒレやももなど赤身の肉、レバー、鮭、いわし、チーズなど。

次に外側からの温活だが、全身を効率的にあたためるには、お腹より下を中心にあたためたい。

入浴はシャワーだけで済ませずに、温かいお風呂にゆっくり浸かり、体を芯から温めるようにする。熱いお湯に短時間、浸かるのではなく、40度程度のぬるめのお湯で半身浴をし、時間をかけて芯から体を温める。リラックスできて副交感神経が高まることによって、体をあたためる相乗効果も得られる。

服装はもちろん薄着は厳禁で、女性はスカートよりもパンツスタイルのほうが温活になる。スカート派の人は、厚手のタイツやオーバーパンツを利用することも心がけたい。

在宅時や就寝時には腹巻をつけるのも効果的といえる。お腹が冷えると全身への血流が悪くなり、特につま先など末端冷え性の人はお腹が冷えていることが多い。中でも脚への血流は必ずお腹を通過するので、脚が冷える人は脚そのものに加え、お腹も温めるとより効果的となる。冷えの解消とともに、むくみの改善にも役立つ。

●ストレスも冷えの原因に

体は物理的に冷えるだけでなく、体のコンディションによっても冷えてしまう。体温調整には自律神経とホルモンが大きく関わっていて、これらのバランスを崩すのはやはりストレスが原因だ。

自律神経には、交感神経と副交感神経があり、前者は日中など活発に活動している時に優位になり、後者は夜やリラックスしている時に働く神経だ。強いストレスを受けるとこれらのバランスが崩れ、血流の悪化や、体内酵素が活発に働かなくなるなど、平熱の低下にもつながる。

また、睡眠不足や不規則な生活も、自律神経のバランスを崩す原因になる。ストレスの緩和と体を温めることの両方に有効なのは、腹式呼吸、温かいハーブティーを飲むことなどで、毎日の習慣にすることを意識してみてほしい。

以前よりもやせにくく太りやすくなったと感じたら、冷えが原因になっているかもしれない。たかが冷えとあなどらず、「温活」で不調を解消したい。