幸楽苑が平田牧場産三元豚のチャーシューめんと餃子

【銀座新聞ニュース=2020年11月29日】ラーメン店「幸楽苑」などを運営する幸楽苑ホールディングス(福島県郡山市田村町上行合字北川田2、024-943-3351、東京オフィス・千代田区神田佐久間町1-26、秋葉原村井ビル、03-3526-7775)傘下の幸楽苑(福島県郡山市田村町金屋字川久保1-1)は12月23日まで「日本橋桜通店」(中央区日本橋3-1-3、03-3548-0400)など国内全店舗で平田牧場とコラボした「三元豚チャーシューめんと三元豚餃子」を販売している。

幸楽苑が12月23日まで「日本橋桜通店」など国内全店舗で販売している平田牧場とコラボした「三元豚チャーシューめんと三元豚餃子」のフライヤー。

平田牧場(山形県酒田市みずほ2-17-8、0234-22-8612)のブランド豚「三元豚」肩ロースを塩こうじに付け込んだチャーシューをトッピングし、透明豚骨スープに水菜でアクセントをつけ、化学調味料無添加のしょう油タレを使用した「三元豚チャーシューめん」(税込680円)と、「三元豚」赤身の旨味と「金華豚」背脂の風味を活かした餡(あん)を、全粒粉を使用した皮で包み、黄金比率で作られた餡と皮の調和を楽しめる「三元豚餃子」(340円)を提供している。また、「三元豚餃子」は化学調味料無添加の秘伝調味料を使用している。

また、「三元豚チャーシューめん」と「三元豚餃子」のセット(980円)と、「三元豚チャーシューめん」のチャーシュー2倍(980円)も販売している。

一般的に「三元豚」と呼ばれる豚はランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種の3品種を掛け合わせて、150日から180日で飼育しているのに対して、平田牧場の「三元豚」はランドレース種、デュロック種、バークシャー種を交配させており、200日から250日をかけてコメにより飼育し、中型で脂が乗りやすく、筋繊維がきめ細やかで、脂の質がよいなど肉質が優れているとしている。

「金華豚」はもともとは中国浙江省金華地区原産で、イタリアの「プロシュット・ディ・パルマ」、スペインの「ハモン・セラーノ」と並んで世界3大ハムの1つに数えられている。日本では平田牧場を含め2カ所でしか育てられていない豚で、国内産の豚の出荷量が年間で約1600万頭といわれている中、平田牧場純粋金華豚の出荷量は1000頭にも満たない。

また、成熟日数も一般の豚と比べて格段に長くかかり、しかも一般的な豚と比べると身体がふた回りほど小さく、その出荷体重は60キロから70キロと、中型品種と言われる「黒豚」よりもさらに小さい。

平田牧場では金華豚のオスとメスをかけあわせた「純粋金華豚」と、オスのランドレース種とメスのデュロック種によって誕生した豚と純粋金華豚を交配した「金華豚」の2種類を飼育している。

幸楽苑は1954年に東北配管(現東北電力)を定年退職した新井田司(あらいだ・つかさ)が福島県会津若松市に従業員3人の「味よし食堂」(1967年に「幸楽苑」に変更)を開業したのがはじまりで、1970年11月に「株式会社幸楽苑」に改組し(資本金200万円)、1980年にフランチャイズ事業を開始し、加盟店第1号を開店、1997年に店頭売買銘柄として社団法人日本証券業協会(現ジャスダック)に登録、2002年に東京証券取引所市場2部に上場、2003年に東証1部に上場した。

2015年5月に主力商品の中華そば(税別290円)を販売終了し、新商品「醤油らーめん司」(税別520円)に切り替え、7月に持株会社体制に移行し、「株式会社幸楽苑ホールディングス」に商号変更し、5月に設立した「株式会社幸楽苑分割準備会社」を「幸楽苑」と商号変更し、直営飲食事業を会社分割により子会社に承継した。

2017年10月に株式会社ペッパーフードサービスとフランチャイズ契約を締結、11月に「 いきなり!ステーキFC1号店」として福島市に「福島太平寺店」を開店、2018年12月に1人焼肉の「焼肉ライク」などを展開する株式会社ダイニングイノベーションとフランチャイズ契約を締結した。

2019年3月に「焼肉ライク」郊外モデルの第1号店(FC1号店)、「焼肉ライク松戸南花島店」を開店、9月に「かつや」や「からやま」などを展開する株式会社アークランドサービスホールディングスと業務提携し、2020年11月には外販事業部(法人向け外販)とプロデュース事業部を新設している。

既存店売上高(直営416店)は10月9.7%増と2019年8月以来、14カ月ぶりにプラスに転じている。ラーメン店(フランチャイズ17店)とそれ以外の業態(29店)も合わせた店舗数は2020年9月中間期で462店舗(2020年3月期482店)となっている。

日本橋桜通店の営業時間は8時から23時まで。