丸善丸の内で、町田尚子「ねこはるすばん」原画展、イベントも

【銀座新聞ニュース=2020年12月3日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ、03-5288-8881)は2021年1月4日まで3階児童書売場壁面ギャラリーで、町田尚子さんによる「ねこはるすばん」原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で2021年1月4日まで開かれている町田尚子さんの「ねこはるすばん」原画展に展示される表紙。

「愛猫家」で知られる画家の町田尚子(まちだ・なおこ)さんが9月10日に絵本「ねこは るすばん」(ほるぷ出版、税別1500円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。「ねこはるすばん」の原画の他に、クリスマスにちなんだ特別な原画も展示し、町田尚子さんのオリジナルグッズ、「ねこはるすばん」オリジナルトートバックも販売する。

「ねこはるすばん」は人間が出かけて留守番をするはずのねこが、タンスの奥に入り、知らない場所で2本足で歩き、カフェでコーヒー、床屋で身だしなみ、映画館で期待でしっぽをふくらませ、回転寿司では舌鼓し、腹ごなしにはバッティングセンター、おまけに…というねこの姿が描かれている。

町田尚子さんは1968年東京都生まれ、1991年に武蔵野美術大学短期大学部を卒業、2002年から月刊「新潮45」の表紙(2008年10月号まで)を担当し、絵本に「いるのいないの」と「あずきとぎ』(いずれも文章は京極夏彦=きょうごく・なつひこ=さん)や「うらしまたろう」(文章は山下明生=やました・あきお=さん)、「おばけにょうぼう」(文章は内田麟太郎=うちだ・りんたろう=さん)などがある。

12日15時から町田尚子さんによるオンラインイベントが開かれる。「ねこはるすばん」について、きっかけとなった出来事、背景となるさまざまな店、テキストへのこだわりなど、制作秘話を話す。書籍(サイン本は100冊限定)とオンライン参加費は税込2500円、オンラインのみは1000円。

開場時間は9時から21時(最終日19時)まで。チケットはSTORES(https://startupmj.stores.jp)で販売する。