コニーがバーニーズ銀座で純白の皮バッグ類

【銀座新聞ニュース=2020年12月4日】かばん類を製造企画販売するコニー(兵庫県豊岡市佐野81-5、0796-23-6345)は12月25日まで、「バーニーズ ニューヨーク銀座本店」(中央区銀座6-8-7、交詢ビル、0120-137-007)で「CREEZAN」シリーズの「JETTER」を販売している。

コニーがバーニーズ ニューヨーク銀座本店で12月25日まで販売している「クリーザン(CREEZAN)」ブランドの「ジェッター(JETTER)」シリーズ。左から「キャリーバッグ」(税抜18万円)、「ラージトート」(7万4000円)、「リュック」(5万9000円)。

1975年に設立したコニーは従来、大手企業や有名ブランドのバッグ類のOEM供給を行ってきたが、2015年に初の自社ブランドとして「クリーザン(CREEZAN)」を商品化、その中のフラッグシップがホワイトレザーのみの「ジェッター(JETTER)」シリーズだ。

「ジェッター」はイタリア産のシュリンクレザーを使用し、ソフトな風合いが特徴としている。表面には強撥水加工を施し、雨や汚れにも強いとしている。ファスナーはYKK社の「エクセラ(EXCELLA)」を使用し、商品はパスケース(税抜1万5000円)や財布(2万1000円)から「リュック」(5万9000円)、「キャリーバッグ」(18万円)などがある。

「豊岡鞄」によると、豊岡かばんは奈良時代から始まる柳細工を起源とし、江戸時代には柳行李生産の隆盛をむかえ、大正時代以降はその伝統技術と流通経路を基盤に、新素材への挑戦とミシン縫製技術の導入によりかばんの生産地になったという。

江戸時代には豊岡藩の独占取扱品として、柳こうりの生産が盛んになり、1668年に京極伊勢守高盛(きょうごく・いせのかみ・たかもり、1650-1709)が丹後国から豊岡に移封され、柳の栽培、製造販売に力を注ぎ、土地の産業として奨励したのが始まりとしている。

1936年に開かれたベルリンオリンピックの日本選手団のかばんとして、豊岡のファイバーかばんが採用され、この頃には、「ファイバーかばん」」が、豊岡かばんの主流を占めた。1953年に従来のスーツケースの胴枠を改造し、外型崩れ防止にピアノ線を使用したかばんが生まれ、軽くて強靭など、これまでの欠点を補い、他商品を圧倒したという。戦後は豊岡には300を越えるかばん関連企業が生まれ、全国生産の80%のシェアを占めるまでに発展した。

営業時間は11時から20時。3万円(税込)以上を購入すると、20人までにミニポーチをプレゼントする。