東宝11月映画、10倍増の154億円、2カ月連続、「鬼滅の刃」牽引

【銀座新聞ニュース=2020年12月10日】阪急阪神東宝グループで、国内映画業界首位の東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は12月9日、11月の映画営業部門興行成績(速報ベース)が前年同月比1063.3%増の154億2375万円と、2カ月連続で前年を大幅に上回ったと発表した。

10月16日から一般公開し、11月29日までの累計では興行収入が275億円を突破した「劇場版『鬼滅の刃】』無限列車編」((C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable)。

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて、映画館が休業に追い込まれるなど、2月から9月まで大幅な減少が続いていたが、10月以降は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が大ヒットした影響もあって、前年10月(37億4639万円)比で4.4倍、この11月は前年11月(14億5060万円)比で10倍以上に増えた。

昨年11月の映画営業部門興行成績は単月の結果を公表している2009年1月以降では過去最低と低迷したこともあって、この11月は10倍以上となった。

今年は新型コロナウイルスにより、2月から前年比マイナスが続き、3月に前年同月比81%減の12億円、4月に同99%減の1億3887万円、5月に同99%減の6896万円まで減少した。6月は同87%減の7億485万円と回復の兆しを見せ、7月は前年の7割程度(29%減)の55億円まで回復し、8月はさらに22%減の89億円を突破したが、9月は公開映画が少ないこともあって、前年の5割減(48%減)の42億円まで減少していた。

一方、トーホー(TOHO)シネマズ、関西共栄興行、スバル興業という連結3社と東京楽天地、オーエスの持分法適用2社を合わせた5社ベースの東宝グループの映画館(695スクリーン)の11月の入場料収入は同17.7%増の57億5874万円とやはり2カ月続けてプラスだった。トーホーシネマズ直営館の入場料収入と東宝グループの入場人員については公表するのを止めている。

新たに11月に公開された映画は20日公開の「スタンド・バイ・ミー(STAND BY ME)ドラえもん2」の1本だった。

また、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」は10月16日に公開され、11月29日までの累計では動員2053万人、興収275億円を突破した。歴代興収ランキングでは最終興収262億円を記録した「タイタニック」を抜き、歴代2位に浮上している。

興行通信社の映画興行ランキングによると、10月31日、11月1日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が3週目も1位、「罪の声」が初週2位、「浅田家!」が5週目で9位と、トップ10入りは前週と同じく3本だった。

7日、8日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が4週目も1位、「罪の声」が2週目で2位と、トップ10入りは前週より1本減って2本だった。

14日、15日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が5週目も1位、「罪の声」が3週目で3位と、トップ10入りは前週と同じく2本だった。

21日、22日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が6週目も1位、「スタンド・バイ・ミー(STAND BY ME)ドラえもん2」が初週2位、「罪の声」が4週目で4位と、トップ10入りは前週より1本増えて3本だった。

28日、29日の週は「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が7週目も1位、「スタンド・バイ・ミー(STAND BY ME)ドラえもん2」が2週目で2位、「罪の声」が5週目で5位と、トップ10入りは前週と同じく3本だった。

11月に映画館で上映された作品は「スタンド・バイ・ミー(STAND BY ME)ドラえもん2」、「罪の声」、「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」、「浅田家!」、「映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者」など。

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