蔦屋書店で松下まり子展、愛の飾らぬ言葉

【銀座新聞ニュース=2020年12月20日】書店やレンタル店、フランチャイズ事業などを展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(渋谷区南平台町16-17、渋谷ガーデンタワー)グループの銀座 蔦屋書店(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3575-7755)は12月30日まで6階「GINZA ATRIUM」で松下まり子さんによる個展「愛の飾らぬことばにおいて」を開いている。

銀座 蔦屋書店で12月30日まで開かれている松下まり子さんによる個展「愛の飾らぬことばにおいて」に展示される作品「蛇の夢」(Oil on canvas、2020年(C)Mariko Matsushita)。

油彩画家の松下まり子(まつした・まりこ)さんは生々しい肉体などを描いたペインティングやドローイングをはじめとする絵画、 各地で集めてきた赤い布で部屋の窓を覆うインスタレーション「赤い部屋」、英国ロンドンの街中に生息するキツネを追いかけて制作した映像作品「リトル・フォックス・イン・ロンドン(Little Fox in London)」、詩や立体など多岐にわたる表現方法で、生への深い探求を作品としてきたという。

今回は、この展示会に向けて制作した新作のペインティングを発表している。本を愛するという松下まり子さんが、本に囲まれた場所でどのような空間を作り出すのか、みてほしいとしている。

松下まり子さんは1980年大阪府生まれ、2004年に京都市立芸術大学油画専攻を卒業、 2016年に現代芸術振興財団主催の「第2回CAFAA賞」でグランプリ、2017年にCAFAA賞の副賞で英国ロンドンのデルフィナ財団で「アーティスト・イン・レジデンス」に参加している。2015年からほぼ毎年、東京で個展を開いている。

時間は11時から19時。入場は無料。