フード協、外食11月8%減、飲酒業43%減、FFは2カ月連続増

【銀座新聞ニュース=2020年12月26日】一般社団法人「日本フードサービス協会」(港区浜松町1-29-6、浜松町セントラルビル、03-5403-1060)は12月25日に11月の「外食産業市場動向調査」(全店ベース)を発表した。

コロワイド傘下のレインズインターナショナルは「しゃぶしゃぶ温野菜銀座5丁目店」(中央区銀座5-9-12、ダイヤモンドビル、03-6274-6029)など全308店の「しゃぶしゃぶ温野菜」店で「マイ菜箸」と「マイ出汁」を導入した。温野菜の鍋を2つに仕切り、1人につき1つの「マイ出汁」にすることも、 同じ出汁を2つ注文することもできる。菜箸はそれぞれ自分用として使う。

11月は、新型コロナ新規感染者数の増加が著しく、とくに店内飲食が主体の業態では週を追うごとに客足が遠のき、下旬には政府・自治体の行動自粛要請や営業時間短縮要請により、10月に見えた回復傾向が失速し、全体の売上高は前年同月比7.8%減と10月(5.7%減)よりも悪化して、3月から9カ月続けてマイナスだった。

全体平均を上回ったのはファーストフード(FF)業態ととファミリーレストラン(FR)業態の焼肉だけだった。

全業態で11月の店舗数は同2.8%減、客数が同12.2%減、客単価が同5.0%増だった。

11月の業態別の売上高では、ファーストフード(FF)業態は、洋風のテイクアウトとデリバリーが巣ごもり需要のニーズを掴み、全体では0.9%増と2カ月連続のだった。「洋風」は、ドライブスルー、テイクアウト、デリバリーのサービスが充実し、キャンペーンやメディア露出とあいまって売り上げは10.4%増と好調を維持した。

「和風」はテイクアウトもできる高単価の季節メニューが好調だったが、下旬には行動自粛要請などで客足が落ち、4.3%減。「麺類」は郊外店がテイクアウト強化で健闘したものの、繁華街立地の店は下旬に苦戦し、13.5%減だった。

「持ち帰り米飯・回転寿司」は、「持ち帰り米飯」で宅配代行サービスの導入拡大が奏功し、前年並みの0.2%減だった。

ファミリーレストラン(FR)業態は、コロナ新規感染者数の増加に伴い、週を追うごとに客足が落ち、全体では10.4%減と3月から9カ月続けてマイナスで、前月(8.7%減)よりも悪化した。下旬の行動自粛要請や営業時間短縮要請がさらなる打撃を与え、「洋風」が0.2%減、「和風」が12.2%減、「中華」が3.7%減だった。「焼き肉」は各種キャンペーンなどにより好調を維持した店が牽引し、9.4%増だった。

パブ・居酒屋業態といった飲酒業態は、引き続きコロナによる打撃が他業態よりも大きく、行政からの行動自粛や営業時間短縮の要請が売り上げ不振に拍車をかけ、全体では42.8%減、「パブ・ビアホール」は50.6%減、「居酒屋」は41.2%減だった。

ディナーレストラン業態も、「第3波」の影響を受け、特にビジネス街や繁華街の夜の時間帯の落ち込みは大きく、26.6%減で2月から10カ月続けてマイナスだった。

喫茶はビジネス街立地では依然としてテレワークの影響があり、住宅街周辺や商業施設の店舗では、ある程度の回復が見えた矢先の11月後半に失速し、24.5%と2月から10カ月続けてマイナスだった。

日本フードサービス協会の統計は会員が事業者数が215(2020年10月221、9月219、8月225、7月214、6月203、5月208、4月191、3月203、2月205、1月188、2019年12月191、11月186、10月187、9月189、8月188、7月192、6月193、5月192、4月197、3月196、2月199、1月199)。

店舗数が3万7684店(2020年10月3万7939店、9月3万8669店、8月3万8106店、7月3万7810店、6月3万8139店、5月3万8059店、4月3万7982店、3月3万9165店、2月3万9662店、1月3万5001店、2019年12月3万5583店、11月3万5342店、10月3万5005店、9月3万5237店、8月3万5544店、7月3万5390店、6月3万5617店、5月3万5646店、4月3万5763店、3月3万5798店、2月3万6467店、1月3万6659店)が対象。

内訳はファーストフードの事業者数が56社(2020年10月61社、9月57社、8月57社、7月59社、6月52社、5月54社、4月50社、3月53社、2月55社、1月49社、2019年12月52社、11月50社、10月52社、9月51社、8月52社、7月52社、6月55社、5月57社、4月56社、3月57社、2月57社、1月56社)。

店舗数が2万1807店(2020年10月2万2003店、9月2万2093店、8月2万2070店、7月2万1635店、6月2万1806店、5月2万1703店、4月2万1821店、3月2万1552店、2月2万2261店、1月1万8957店、2019年12月1万9369店、11月1万9273店、10月1万9217店、9月1万9118店、8月1万9275店、7月1万9131店、6月1万9326店、5月1万9370店、4月1万9461店、3月1万9444店、2月1万9913店、1月2万0219店)。

ファミリーレストランの事業者数が56社(2020年10月57社、9月60社、8月59社、7月56社、6月55社、5月56社、4月54社、3月55社、2月55社、1月50社、2019年12月50社、11月50社、10月51社、9月49社、8月49社、7月49社、6月52社、5月50社、4月52社、3月50社、2月57社、1月52社)。

店舗数が1万0280店(2020年10月1万0153店、9月1万0692店、8月1万0161店、7月1万0456店、6月1万0638店、5月1万0753店、4月1万376店、3月1万395店、2月1万534店、1月9556店、2019年12月9601店、11月9667店、10月9338店、9月9569店、8月9646店、7月9578店、6月9749店、5月9667店、4月9629店、3月9622店、2月9838店、1月9770店)。

パブ・居酒屋の事業者数が38社(2020年10月38社、9月38社、8月39社、7月34社、6月34社、5月35社、4月32社、3月36社、2月35社、1月34社、2019年12月33社、11月32社、10月31社、9月34社、8月31社、7月34社、6月35社、5月31社、4月33社、3月33社、2月33社、1月32社)。

店舗数が2420店(2020年10月2419店、9月2539店、8月2404店、7月2334店、6月2305店、5月2332店、4月2476店、3月2849店、2月2771店、1月2326店、2019年12月2254店、11月2253店、10月2198店、9月2401店、8月2312店、7月2366店、6月2335店、5月2317店、4月2366店、3月2395店、2月2378店、1月2296店)。

ディナーレストランの事業者数が32社(2020年10月31社、9月30社、8月33社、7月30社、6月28社、5月32社、4月26社、3月28社、2月29社、1月26社、2019年12月27社、11月26社、10月25社、9月26社、8月25社、7月26社、6月23社、5月25社、4月26社、3月25社、2月25社、1月26社)。

店舗数が1162店(2020年10月1159店、9月1126店、8月1229店、7月1135店、6月1141店、5月1182店、4月1114店、3月1177店、2月1071店、1月983店、2019年12月1046店、11月1032店、10月991店、9月988店、8月1006店、7月911店、6月991店、5月997店、4月1003店、3月999店、2月1010店、1月1007店)。

喫茶の事業者数が17社(2020年10月18社、9月20社、8月21社、7月18社、6月17社、5月16社、4月14社、3月15社、2月14社、1月13社、2019年12月13社、11月12社、10月12社、9月13社、8月15社、7月14社、6月13社、5月13社、4月13社、3月15社、2月14社、1月14社)。

店舗数が1830店(2020年10月2014店、9月2055店、8月2053店、7月2062店、6月2067店、5月1886店、4月2004店、3月2049店、2月1876店、1月2042店、2019年12月2048店、11月1856店、10月2020店、9月2040店、8月2041店、7月2037店、6月2038店、5月2040店、4月2033店、3月2062店、2月2057店、1月2063店)。

外食産業(上場企業)の売上高上位4社の11月の既存店売上高は1位のゼンショーホールディングス(すき家、国内店舗数1946店)が同0.5%増と2カ月続けてプラス、2位のすかいらーく(全グループ、国内外店舗数3131店)が同14.9%減と12カ月続けてマイナス、3位の日本マクドナルド(国内直営店とフランチャイズ店の店舗数2911店)が同9.6%増と5カ月続けてプラス、4位のコロワイド(全グループ、国内外2665店)が同7.8%減と9カ月続けてマイナスだった。

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