20年のインド10大ニュース、わが州5大ニュースを選ぶ(55)

【モハンティ三智江のインド発コロナ観戦記=2021年1月8日】新しく年が明けての観戦記第1号(新年スペシャル版)はやや定番ながら、昨2020年を振り返っての10大ニュースだ。

冬季のベンガル海は壮麗、引き潮で波も穏やか、散策にもってこいだ。

インド在住者の個人的観点から選んだ国内10大ニュース、オディシャ州(Odisha)5大ニュース、私的5大ニュースを掲げてみた。

コロナ一色で過ぎた1年で、ニュースもどうしても関連情報に偏りがちになるが、累計感染者が1000万人突破の世界ワースト2位だけに、諸メディアも、大方のところで、わが独断と偏見に同意するのではないかと思う。

それでは、コロナ旋風が吹き荒れた2020年のインド国内ニュース10選をどうぞ。

●2020インド国内10大ニュース

富山駅北口から徒歩15分程で、ライトアップの華麗な富岩(ふがん)運河環水公園へ(2019年12月)。水と緑のオアシス、運河の流れる整備された園内には、世界一美しいスタバとして有名なコーヒーチェーンもあったが、当時はあいにく改装中で閉まっていた。

1. コロナ禍で3月25日から、人口13億人余のインド全土ロックダウン開始、世界最大規模と話題に
2. 3月、首都デリー(Delhi)のイスラム集会で大規模クラスター発生
3. 6月から7月、移民労働者の帰省で地方に感染拡大
4. アメリカに次ぐ感染大爆発、12月1000万人突破
5. 6月、ボリウッドの若手スーパースター、スシャント・シン・ラジプート(Sushant Singn Rajput)の自殺(享年34歳)
6. 7月、ボリウッドのレジェンド的老スター、アミタブ・バッチャン(Amitabh Bachchan)以下、家族感染
7. 5月から、中国との国境紛争で、インドで兵士死傷(6月に20人死亡、1962年の中印紛争来、管理ラインで死者が出たたのは1975年から45年ぶり)、小競り合い長引く
8. 10月から11月、ビハール州(Bihar)選挙、中央与党・インド人民党(Bharatiya Janata Party)との連携で、ジャナタ・ダル(Janata Dal)党勝利、在職のニティシュ・クマール(Nitish Kumar)州首相続投
9. 従来州政府によって管轄保護されていた農産物の価格が自由化される法案が通ったことに反対して、11月農夫が首都まで改革反対デモ
10. 12月、ボリウッド若手人気スター、ヴァルン・ダワン(Varun Dhawan)の感染
次点.感染爆発に歯止めがかかったことと、金融緩和政策でムンバイ株式市場好況(コロナバブルで4万7000ポイント超)

2021年は薄紫の薔薇のようなマチュアで華やかな一年であってほしい(2019年12月金沢市のマンションにて)。

●2020オディシャ州5大ニュース
1. 7月より移民労働者流入でコロナ感染爆発
2. 9月、大臣6人、州議会議員32人が感染
3. 11月、知事夫人コロナで逝去
4. 12月、英国帰り変異種の陽性反応
5. 10月、収束で民間投資アップ

●2020プライベート5大ニュース
1. ホテル・ラブ&ライブ、3月22日から7カ月の休業要請を強いられ、32年の無休営業が停止
2. 10月23日に営業再開、3日後に客1号
3. 亡夫の1周忌、コロナ下のテイクアウト会食を余儀なくさる
4. 息子(Rapper Big Deal)のヒンディラップが初ヒット
5. コロナ禍でオンラインショッピング急増

読者各位

謹んで新年のごあいさつを申し上げます。昨年中は拙観戦記をご愛読頂き、誠にありがとうございました。本年も何卒よろしくお願い申し上げます。皆様のご多幸祈念いたしております。著者。

(「インド発コロナ観戦記」は「観戦(感染)記」という意味で、インドに在住する作家で「ホテル・ラブ&ライフ」を経営しているモハンティ三智江さんが現地の新型コロナウイルスの実情について書いており、随時、掲載します。モハンティ三智江さんは福井県福井市生まれ、1987年にインドに移住し、翌1988年に現地男性(2019年秋に病死)と結婚、その後ホテルをオープン、文筆業との二足のわらじで、著書に「お気をつけてよい旅を!」(双葉社)、「インド人には、ご用心!」(三五館)などを刊行しており、感染していません。

また、息子はラッパーとしては、インドを代表するスターです。13億人超と中国に次ぐ世界第2位の人口大国、インド政府は2020年3月24日に全28州と直轄領などを対象に、完全封鎖命令を発令し、25日0時から21日間、完全封鎖し、4月14日に5月3日まで延長し、5月1日に17日まで再延長、17日に5月31日まで延長し、31日をもって解除しました。これにより延べ67日間となりました。ただし、5月4日から段階的に制限を緩和しています。

2021年1月4日現在、インドの感染者数は1032万3965人、死亡者数が14万9435人、回復者が992万7310人、アメリカに次いで2位になっています。アメリカの感染者数は2063万0543人、死亡者数が35万1453人(回復者数は未公表)です。州別の最新の数字の把握が難しく、著者の原稿のままを載せています。

また、インドでは2020年3月25日から4月14日までを「ロックダウン1.0」とし、4月14日から5月3日までを「ロックダウン2.0」、5月1日から17日までを「ロックダウン3.0」、18日から31日を「ロックダウン4.0」、6月1日から6月末まで「アンロックダウン(Unlockdown)1.0」、7月1日から「アンロックダウン2.0」と分類していますが、原稿では日本向けなので、すべてを「ロックダウン/アンロックダウン」と総称しています。

ただし、インド政府は5月30日に感染状況が深刻な封じ込めゾーンについては、6月30日までのロックダウンの延長を決め、著者が住むオディシャ州は独自に6月末までの延長を決め、その後も期限を決めずに延長しています。この政府の延長を「ロックダウン5.0」と分類しています)

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