サニーヘルス、自作の栄養素豊富な骨スープで美肌、美腸を

【銀座新聞ニュース=2021年2月13日】健康食品、美容商品、化粧品などの販売会社、サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、03-6701-3000)はこのほど、レポート「美肌・美腸には骨のスープ『ボーンブロス』が効果的」を発表した。

ボーンブロスは今や専門店やカフェなどで購入でき、スープなのでテイクアウトのような形で提供され、歩きながらでも飲める。

体調の改善やダイエットに効果のあるヘルシーなスーパーフードとして注目されているのが「ボーンブロス(bone broth)」。ボーンブロスとは鶏ガラや牛骨など長時間煮込まれた骨のスープで、ニューヨークを中心にアメリカで人気を博し、日本でも一部のカフェなどで取り入れられ始めている。どのような効果があるのか、自宅で作ることのできるレシピもあわせて紹介する。

●「ボーンブロス」とはどんなもの?
鶏や牛など動物の骨を使ったスープは古くからあるが、今注目されている理由としては、健康上の多くのメリットがあると考えられているためで、アメリカでは美意識の高い人やヘルシー志向の人たちの間で人気になっている。

ボーンブロス専門店やカフェなどで購入することができ、スープでありながらもコーヒーのテイクアウトのような形で提供され、歩きながらでも飲める手軽さとスタイリッシュさが受けている。

また、より手軽に安価に購入するなら、アメリカでは粉状になったボーンブロスをお湯に溶かして飲むインスタントもある。スーパーで販売されており、大人気となっている。

●ボーンブロスがもたらす健康効果とは?

ボーンブロスは鶏ガラや牛骨などを長時間煮込んだ骨のスープで、さまざまな野菜を入れることで、自分の味覚にあったスープにできる。

ボーンブロスは、鶏や牛だけに限らず、豚、羊、鹿、魚などさまざまな動物の骨を煮込んで作ることができる。長時間煮込むことで骨に含まれる成分が溶けだし、栄養価の高いヘルシーなスープとなる。

動物の骨には多くの成分が含まれており、使用する骨の種類にもよるが、ボーンブロスには以下の栄養素が含まれていると考えられている。

〇さまざまなミネラル
カルシウム、マグネシウム、カリウム、リン、その他の微量ミネラルが多く含まれている。これらは人間の骨を構成したり、強化したりするために必要なミネラルかつ、ダイエットにも大きく関わっている栄養素だ。

〇コラーゲン
コラーゲンは骨、腱、靭帯に存在するタンパク質で、ボーンブロスとして煮込まれる間にコラーゲンはゼラチンへと分解され、体に吸収されやすくなる。コラーゲンはタンパク質の一種で、皮膚の再生に効果があるという研究があり、床ずれの治療にも取り入れられている成分という。

〇コンドロイチン、グルコサミン
関節の痛みを和らげるサプリメントに使われていることで知られる、「コンドロイチン」と「グルコサミン」。ボーンブロスには、軟骨に含まれる天然化合物であるグルコサミンとコンドロイチンも含まれている。多くの国の研究により、グルコサミンとコンドロイチンは、関節痛を軽減し、変形性関節症の症状を軽減するのに役立つことがわかっている。

〇グリシン、アルギニン
ボーンブロスに含まれるアミノ酸である「グリシン」や「アルギニン」には、抗炎症作用がある。特にアルギニンは、慢性的な炎症のケアに効果があるとされている。グリシンは他に、リラックス効果や睡眠の質をよくすることに役立つ。

〇グルタミン
アミノ酸の1種で、腸壁の機能を維持するはたらきをし、腸内環境をよい状態に保つ。

●ボーンブロスの取り入れ方・レシピ

でき上がったボーンブロス。胃腸を休ませたい時、ダイエットをしたい時など、ボーンブロスの効果を得たい時は、毎日200ccから250㏄を飲むようにする。

美肌や美腸のため、胃腸を休ませたい時、ダイエットをしたい時など、ボーンブロスの効果を得たい時は、毎日200ccから250㏄のボーンブロスを飲む。

日本では現在のところ、ボーンブロスを簡単に手に入れることができるわけではないので、自分で作ることで続けやすくなる。一度にたくさん作って、冷蔵または冷凍するのがおすすめだ。冷蔵なら5日、冷凍の場合は1カ月程度で使い切るようにしたい。1、2人分ほどの小さめの容器で保存すると加熱しやすい。

●ボーンブロスの作り方

普通のスープの作り方との違いは、はじめに酢を加えること。この工程は重要で、酢が骨の成分を溶け出させてくれる。酢の種類は好みで何でもいいが、酸が強くなくマイルドな風味のリンゴ酢が使いやすい。

材料(作りやすい分量)
水(4リットル)、リンゴ酢(大さじ2、30cc)、鶏、豚、牛、魚などの骨(約1キロから2キロ)、塩、こしょう(それぞれ適量)。

1)すべての材料を大きな鍋に入れ沸騰させる。鍋に入りきらなければ材料をすべて半量にする。

2)沸騰したら弱火にして、12時間から24時間煮込む。長く煮込むほど骨から成分が溶けだし、よりおいしく、栄養価も高くなる。

3)ボーンブロスを冷まし、固まった脂肪を取り除いて完成する。

野菜、ハーブ、スパイスなどを加えて風味を変化させることもできる。ニンニク、生姜、玉ねぎ、長ねぎ、セロリ、ニンジン、ローリエ、タイム、八角など、好みの野菜やスパイスを入れる場合は1)の段階で追加する。

この基本のボーンブロスをそのまま飲んでもよいし、スープ(出汁)としても利用することができる。ボーンブロスに野菜や豆を入れてミネストローネにしたり、カレーの水分に使ったりと、アレンジが可能という。

使用する骨は、もし手に入るのであれば、できるだけ健康的な環境で育った動物の骨が好ましい。鶏や豚なら放し飼い、牛はグラスフェッド(牧草飼育)などがよい。じっくり煮込んで、体によい成分を抽出したい。

ボーンブロスは、食べすぎたあとのリセットとして食事代わりに飲むのにもぴったりで、1回飲んですぐに効果が得られるものではないので、まずは続けてみてほしい。