丸善丸の内で髙野倉さかえ「小宇宙の世界」展、油彩画と詩融合

【銀座新聞ニュース=2021年3月7日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は3月10日から16日まで4階ギャラリーで髙野倉さかえさんによる絵画展「Da Quella Stagione Limpida あの透き通った季節から」を開く。

丸善・丸の内本店で3月10日から16日まで開かれる髙野倉さかえさんによる絵画展に出品される作品。

イタリア在住20年を経て、2014年から箱根で制作している詩人で画家、写真家の髙野倉さかえさんが、画家として2019年に30周年を迎え、30周年記念展から2年の歳月をかけて制作した作品群を展示する。

国内では珍しいさまざまな形や素材に描かれた絵画と、詩の融合、透明感溢れる筆づかいとイタリア独特の鮮やかな色彩で彩られ、描かれた小宇宙の世界を中心に約60点を展示する。

髙野倉さかえさんは2006年、2007年、2009年、2011年、2013年、2015年、2017年、2019年に丸善・丸の内本店で個展を開いており、今回が9回目になり、イタリア・フィレンツェの職人が制作した額装と高野倉さかえさん自ら制作した額装を含めて紹介する。

髙野倉さかえさんは1968年東京都新宿区生まれ、多摩美術大学油画科を卒業、同大大学院美術研究科を修了、イタリアに留学、イタリア国立アカデミア美術大学フィレンツェ校を卒業、そのままイタリア・フィレンツェ旧市街をはじめ、バルベリーノ・ヴァル・デルサ、北イタリアのサンタ・マルゲリータ・リグレ、トスカーナ州フィレンツェ郊外インチーザ・ヴァルダルノ、トスカーナ州郊外ガヴィッレ、北イタリアのピエモンテ州ビエッラで暮らし、その後、トスカーナ州グレーヴェ・イン・キャンティに住んだ。

1991年に国際美術大賞展佳作賞、1992年に第1回個展を開き、1995年にイタリアで個展を開き、1999年にイタリア・フィレンツェの美術コンクール「(NATURALIA MINIMMAGINI(ナチュラリア・ミニマギーニ)」で4位入賞、2001年に第19回フィレンツェ大賞展で入賞、2003年にイタリア・フィレンツェの国際アート・コンクール「PREMIO TARGETTI ART LIGHT(プレミオ・ターガッティ・アート・ライト)」で入賞している。2014年に神奈川県箱根芦ノ湖にアトリエを開設、日本で制作している。

期間中、毎日、髙野倉さかえさんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)まで。入場は無料。