シネパトスで「ヘルドライバー」で西村喜広ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2011年7月27日】日活(文京区本郷3-28-12、03-5689-1002)は7月29日に銀座シネパトス(中央区銀座4-8-7先、三原橋地下街、03-3561-4660)で7月29日に「ヘルドライバー」の西村喜広さんらの舞台あいさつを開催する。

7月29日19時40分の回、上映終了後に、監督の西村喜広(にしむら・よしひろ)さん、特殊造型を手がけた百武朋(ひゃくたけ・とも)さんらが舞台に登場してあいさつする。

「ヘルドライバー」は日活が2010年から取り組んでいる主に北アメリカ市場を視野に置いた海外で先行して公開する企画「スシタイフーン(SUSHI TYHOON)」シリーズのひとつで、西村喜広さんが監督したゾンビ映画だ。
現在、銀座シネパトスでは「スシタイフーン」シリーズとして、「AVN/エイリアンVSニンジャ」と「極道兵器」、それに「デッドボール」が公開されており、毎週、スタッフ、俳優による舞台挨拶が予定されている。

物語はある事件により、人間がゾンビに感染し、日本列島が元人間のゾンビと、生き残った人間を壁で分離した世界になるところからはじまり、その事件に関係する母親によって父親の命を奪われ、自らの心臓をも奪われた少女キカ(原裕美子=はら・ゆみこ=さん)が謎の組織により人工心臓を埋め込まれ生きながらえる。

地獄のような日々を抜け出すため、仲間を守るため、母親に復しゅうするためにキカは日本刀型チェーンソーを手にゾンビ軍団と壮絶な戦いを繰り広げる。

西村喜広さんは1967年東京都生まれ、学生時代から自主映画を制作し、特殊造型、特殊メイク、撮影、照明など映像制作に必要な技術を独学で習得し、大学卒業後、CM制作会社「太陽企画」に入社、1995年に自主制作映画「限界人口係数」でゆうばり国際ファンタスティック映画祭オフシアター部門で審査員特別賞、太陽企画を退社、照明部としてアルバイトをしながら特殊造型や特殊メイクを担当した。

映画表現における「残酷効果」という分野を打ち出し、2004年にゆうばり出資により全編夕張ロケの「スピーカーマン」を監督。2008年に「東京残酷警察」を監督、モントリオール国際映画祭で観客賞と金賞などを受賞、2009年に「吸血少女対少女フランケン」でモントリオール国際映画祭観客賞・銅賞を受賞、2010年にテレビドラマ「古代少女隊ドグーンV」を監督した。

百武朋さんは岩手県生まれ、日活映画芸術学院を卒業、代々木アニメーション学院で特殊メイクを学び、1995年に独立、フリーランスとして活動し、2004年に「百武スタジオ」を設立している。多くの映画の特殊メイク、特殊造型などを手がけている。

料金は一般1800円、大高生1500円、中学生以下は1000円。「スシタイフーン」のほかの映画を観た場合は、その半券を提示すると200円割引になる。