ホテル西洋がレストランで田崎真也ワインフェア

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【銀座新聞ニュース=2013年1月1日】東京テアトル(中央区銀座1-16-1、03-3561-8321)グループのホテル西洋銀座(中央区銀座1-11-2、03-3535-1111)は1月7日から4月30日まで各レストランで「田崎真也ワインセレクションフェア」を開催する。

ホテル西洋銀座で1月7日から4月30日まで各レストランで開催される「ワインセレクションフェア」でワインを選ぶ田崎真也さん。

2013年5月末に閉館するホテル西洋銀座で1987年の開業当初から1996年までシェフソムリエを務め、現在「国際ソムリエ協会」会長の田崎真也(たざき・しんや)さんがホテル内のレストランのワインを監修し、レストランでワインに合わせた料理とセットで提供する企画だ。また、普段グラスでは提供していない、ホテルのワインセラーから選ぶワインを今回はグラスで提供する。

2階のフランス料理店「レペトワ」(03-3535-1160)では2月にフランス・ボルドー地方、3月にフランス・ブルゴーニュ地方の料理をワインと合わせる。2月はボルドーを含むアキテーヌ地方料理で、メニューは「ソーテルヌワインでマリネしたカモのフォアグラテリーヌ」、「白いんげん豆、空豆、グリーンピース、ポテトとポークのスープ」、「サーモンのグリル 卵黄とバターをかき立てたミントの香るソース」、「甘いスパイス風味のビーフシチュー 生ハム添え」、「フランス産チーズ」、「バスク風チェリータルト」となっている。

3月はブルゴーニュ地方の料理で、メニューは「タンポポとベーコンのサラダ 赤ワインヴィネガー風味」、「エスカルゴのガーリックとハーブグラタン」、「ますのポシェ ブルゴーニュ赤ワインソース」、「詰め物をしたブレス産チキン エストラゴンの香るクリーム煮」、「フランス産チーズ」、「ブリオッシュ、くるみ、ヘーゼルナッツのプリン オレンジマーマレード添え」としている。

ホテル西洋銀座で1月7日から4月30日まで開催される「田崎真也ワインセレクションフェア」で「レペトア」で出されるベアルヌ地方のスープ。

地下1階のイタリア料理「アトーレ」では1月7日から2月28日までイタリア・ピエモンテ地方、3月1日から4月30日までイタリア・トスカーナ地方のコース料理とセットする。ピエモンテ地方の料理のメニューは「スズキの低温調理と冬野菜のゼリー寄せ」、「アニョロッティ ポロネギと旬のきのこのスープに浮かべて」、パスタの「タリオリーニ 菊芋のピューレと黒トリュフ風味の卵黄添え」、「牛ほほ肉のブラザート 野菜のリゾットと共に」、「ピエモンテ風チョコレートのプリン “ボネ”」を用意している。

トスカーナ地方の料理メニューは「トスカーナ風前菜盛り合わせ」、「いろいろなネギのスープ フランス産フォアグラのソテーを浮かべて」、「シエナ風ピチ トマト風味の魚介のラグー和え」、「国産黒豚の炭火焼 白いんげんの煮込み添え ローズマリーの香り」、「りんごとマスカルポーネのトルタ仕立て」だ。

2階のバー&ラウンジ「プレリュード」では1月10日から3月31日まで甘口ワインのソーテルヌワインとチーズ「ブリー・ド・モー」を使用した「ベイクドチーズケーキ、ドライフルーツ添え」、または「ソーテルヌワインでマリネしたフォグラのテリーヌ ドライフルーツ」、「オレンジピールのコンフィとともに」だ。

田崎真也さんは1958年東京都渋谷区生まれ、幾徳工業高等専門学校を中退、レストランで料理やサービスを学び、その後、フランスにわたり、ボルドー地方のワイン蔵を歩き、1986年にホテル西洋銀座の開業準備室にシェフソムリエとして入社、ホテル全体のワインの仕入れからサービスまで担当し、在籍中の1995年に第8回世界最優秀ソムリエコンクールで優勝、1996年に独立した。

フレンチレストランや和食店を経営、現在、サンティール会長。1996年に東京都民文化栄誉賞、1999年にフランス農事功労章シュヴァリエを受賞、2011年に章黄綬褒章などを受賞している。

営業時間は「レペトワ」が17時30分から21時で、「アトーレ」が17時30分から21時30分で、「プレリュード」が12時から23時。

料金は「レペトワ」がコースで1万500円(消費税込み、サービス料別)、ワインがグラスで1575円から。「アトーレ」がコースで8000円(消費税込み、サービス料込み)、ワインがグラスで1000円から。「プレリュード」が2625円から(消費税込み、サービス料別)。