なびす画廊で橋本倫展

【銀座新聞ニュース=2012年6月2日】なびす画廊(中央区銀座1-5-2、ギンザファーストビル3階、03-3561-3544)は6月4日から6月16日まで橋本倫さんによる個展を開催する。

1996年から毎年、2002年から隔年ごとに、なびす画廊で個展を開催している画家の橋本倫(はしもと・おさむ)さんが11回目となる個展を開く。今回は2011年3月11日の大震災以降、「アートは無力」という言葉の前に、橋本倫さんは「自然の前に無力でない人間の営みは無い」と受け止める。

そうした中で「50億年後、我々の棲(す)む星も膨張する太陽の軌道に呑まれて蒸発し、ガス体となって絶対零度の闇へと消える。しかし、宇宙そのものの崩壊後も、永遠だけは残る」と述べ、永遠のもたらすものが「善きもの」と考える。

その上で「私はこの地上にあって、もう充分に善きものを観た。今、私が描く喜びと共に筆(ふで)をおいた画面は、善きもの(の断片のみ)を観る力だけを与えられ、結局はこの齢まで無為に過ごしてしまった怠惰な人間の、無力と無能の呟(つぶや)きにしか過ぎない」としている。

橋本倫さんは1963年神奈川県横浜市生まれ、1988年に多摩美術大学大学院美術研究科油彩画専攻を修了、1988年から個展を開き、1996年になびす画廊で個展、以降、2000年まで毎年開催し、その後2年ごとになびす画廊で開催している

開場時間は11時30分から19時(土曜日は17時)で、入場は無料。

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