釡浅商店がギャラリー開設、第1弾ブランディング展、西沢明洋ら

【銀座新聞ニュース=2012年3月30日】釡浅商店(台東区松が丘2-24-1、03-3841-9355)は4月8日に本店2階にギャラリースペース「カマニ(KAMANI)」を開設する。

5月に開業する東京スカイツリー(墨田区押上1、03-6658-8012)を望める場所にあることから、リニューアル1周年を記念して、釡浅商店(かまあさしょうてん)が2階の「包丁、鉄器フロア」をギャラリースペースにして、有料で貸し出す。ギャラリーの広さは73平方メートルある。

第1回目として、4月8日から4月26日まで、2011年4月に釜浅商店のリニューアルと、ロゴや店頭のツールなどを手がけた「エイトブランディングデザイン」(中央区日本橋馬喰町2-7-13、ジョイビル、03-6231-1908)が過去に担当したデザインなどを紹介する。

「エイトブランディングデザイン」は2006年にプランディングデザイナー、西沢明洋(にしざわ・あきひろ)さんが設立、代表取締役を務めるブランド会社だ。

釡浅商店は1908(明治41)年に創業した老舗の包丁と南部鉄器の会社で、1人用の飯炊き釜「釜飯」を考案したり、中華レンジや業務用ガスレンジ、南部鉄器などを開発するなど業務用に広げてきた。

現在の4代目代表取締役、熊沢大介(くまざわ・だいすけ)さんがプロアマを問わず、食文化に合う商品開発や店舗運営を進め、2011年4月にリニューアルと、ロゴや店頭のツールなどを全面的に変更し、「良理道具(りょうりどうぐ)」というコンセプトを打ち出している。

西沢明洋さんは1976年滋賀県生まれ、京都工芸繊維大学工芸学部を卒業、同大学大学院を修了、東芝に入社、2年後に独立、2005年に協同商事の地ビール「コエド(COEDO)」のブランドデザインを手がけ、2006年に「エイト」(2010年に現社名に変更)を設立、代表取締役を務めている。

4月8日16時から19時30分までオープニングパーティを開催する。

開場時間は9時30分(日曜日、祝日は10時)から17時30分。入場は無料。

また、リニューアル1周年記念で、4月8日から4月30日まで釡浅商店で5000円以上購入すると、「龍吟」、「銀座青空」、「渋谷ゆうじ」のディナーに抽選で各店1組2人、計3組6人を招待する応募券をもらえる。