スウィングで北村英治、宮之上貴昭、袴塚淳らがライブ

【銀座新聞ニュース=2012年2月25日】二條(中央区銀座西 2-2、銀座インズ2-2階)が運営する銀座スウィング(中央区銀座西2-2、銀座インズ2-2階、03-3563-3757)で2月28日に北村英治さんとクインテットによるジャズライブを開催する。

82歳で現役のクラリネット奏者、北村英治(きたむら・えいじ)さんがピックを使わずに親指などで演奏するジャズギター奏者の宮之上貴昭(みやのうえ・よしあき)さん、ジャズピアノ奏者の袴塚淳(はかまつか・じゅん)さん、ベース奏者の小林真人(こばやし・まさと)さん、ドラム奏者のサバオ渡辺(さばお・わたなべ)さんと共演する。

北村英治さんは1929年東京都生まれ、慶応大学在学中にクラリネットを学び、1951年に「南部三郎(なんぶ・さぶろう)クインテット」でデビュー、 1954年に自らのバンドを結成、1977年からアメリカのモンタレージャズ祭に出演した。

以降、1994年まで連続18回と1996年に出演した。1991年から2000年までアメリカ・ロサンゼルスで「L.A.インターナショナル・ジャズパーティ」を開いた。2007年に旭日小綬章を受章している。現在、有限会社「スイングエイジ」代表取締役社長。

宮之上貴昭さんは1953年東京都世田谷区生まれ、アメリカ軍横田基地の中の「N・C・O」クラブで、ジョー・デイビス(Joe Davis)さんらのトリオ「ニュー・グループ」で3年間演奏し、自己のバンドで都内のライブハウスなどに出演、1977年にアメリカにわたり、ニューヨークで修業して帰国した。

同年に「ソング・フォー・ウェス」でメジャーデビュー、その後、毎年、リーダー・アルバムを発売し、2010年に自らのバンド「東京カルテット(Tokyo Quartet)」を率いて、アメリカのカリフォルニア・サンノゼのジャズ・フェスティバルに出演している。

袴塚淳さんは1955年東京都生まれ、1978年に明治大学を卒業、在学時に軽音楽クラブ内の「ジャズ・ビッグバンド・明治大学ビッグサウンズソサエティーオーケストラ」で活動した。

1976年に明治大学モダンジャズ研究会メランコリー・キャッツのメンバーだったギター奏者の安藤正容(あんどう・まさひろ)さん、ドラム奏者の原田俊一(はらだ・しゅんいち、現原田俊太郎=はらだ・しゅんたろう)さん、ベース奏者の中村裕二(なかむら・ゆうじ)さんと「スクエア(THE SQUARE)」(現T-スクエア=SQUARE)を結成した。

卒業後は「岡村誠史(おかむら・せいじ)カルテット」に参加、プロのジャズピアノ奏者としてデビュー、その後は多くのカルテット、トリオなどに参加し、現在は自己のトリオや谷口英治さんのクインテットなどで活動している。

小林真人さんは1957年東京都生まれ、早大ニューオーリンズジャズクラブでベースをはじめ、「三上和彦(みかみ・かずひこ)グループ」でプロとしてスタートし、1983年にアメリカにわたり、多くの演奏会に出演し、帰国後、「外山喜雄とデキシーセインツ」に参加、東京ディズニーランドを中心に演奏し、その後、独立し、オランダの「プレダ・ジャズ祭」や神戸ジャズストリートなどに出演している。

サバオ渡辺さんは1952年東京都生まれ、青山学院大学を卒業、在学中よりライブハウスなどで活動をはじめ、卒業後に「池田芳夫(いけだ・よしお)グループ」に参加、1981年から1998年まで「北村英治(きたむら・えいじ)オールスターズ」に参加、1999年に「外山喜雄(とやま・よしお)グループ」のメンバーとなり、現在は「サバオ&ギャラクシー」を率いている。また、ヤマハミュージックアベニュー渋谷で講師を務めている。

開演時間は18時45分から。音楽チャージは会員2100円、同伴2620円、一般3680円。ウイスキーボトルをキープすると自動的に会員になれる。