枝香庵で毛利臣男がマスク展

【銀座新聞ニュース=2015年1月16日】枝香庵(中央区銀座3-3-12、銀座ビルディング8階、050-3452-8627)は1月19日から24日まで毛利臣男さんによる「モーリのクリエイションクラブ神々のマスク」展を開催する。

枝香庵で1月19日から24日まで開催される毛利臣男さんの「モーリのクリエイションクラブ神々のマスク」展のフライヤー。

枝香庵で1月19日から24日まで開催される毛利臣男さんの「モーリのクリエイションクラブ神々のマスク」展のフライヤー。

空間演出家の毛利臣男(もうり・とみお)さんがマスク作品を展示する。毛利臣男さんは仮面舞踏劇「モーリ・マスク・ダンス」を手掛けており、そのマスクを自ら制作している。

毛利臣男さんは京都府生まれ、都内の美術大学を卒業、在学中から文化服装学院の講師を務め(2014年3月に退任)、その後、国内外におけるオペラやバレエ、能、現代劇などの美術や衣装デザインを手掛けている。市川猿之助(当時、いちかわ・えんのすけ、現市川猿翁=いちかわ・えんおう)さんが1986年に始めたスーパー歌舞伎の衣装も担当した。

1972年から1993年までファッションデザイナーの三宅一生(みやけ・いっせい)さんのパリコレクションのアートディレクターとして演出やメンズのディレクションを担当し、ファッションモデルの山口小夜子(やまぐち・さよこ、1949-2007)が三宅一生さんのパリコレクションでデビューした際に、面倒を見たことでも知られる。

1978年から1982年のサントリー角瓶CMに出演した三宅一生さんの総合ディレクションを務めた。また、この間、フランスのバレエダンサー、パトリック・デュポン(Patrick Dupond、1959年生まれ)さんの「白鳥の湖」の衣裳デザインを手掛け、その後も、長年、舞台衣裳のデザインを担当した。1997年から2007年まで「リメンバー神戸」として初めてマスク作りに取り組み、踊りを取り入れ、その後、空間展「モーリの色彩空間」、仮面舞踏劇「モーリ・マスク・ダンス」での活動を通し、自身が提唱する「コラボレーション美学」という試みに取り組んでいる。京都芸術劇場の芸術監督、19歳から2014年3月まで文化服装学院教授を務めた。

11時30分から19時、入場は無料。