福井、山口など6県が西郷、木戸ら維新偉人6人のスタンプラリー

【銀座新聞ニュース=2016年7月29日】福井県(福井県福井市大手3-17-1、 0776-21-1111)は7月23日から8月31日まで山口県、鹿児島県などと共同で、都心のアンテナショップ6店による「偉人をめぐるアンテナショップスタンプラリー」を開いている。

2018年に明治維新以来150年目となるのを控えて、6県が共同で置こうなスタンプラリーのチラシ。6人の維新の偉人が紹介される。

2018年に明治維新以来150年目となるのを控えて、6県が共同で置こうなスタンプラリーのチラシ。6人の維新の偉人が紹介される。

福井県、山口県、高知県、長崎県、熊本県、鹿児島県の6県が共同で、それぞれの各地の出身者で、明治維新に活躍した人物を紹介するイベントで、6店舗にスタンプを置いて、チラシに6店のスタンプを押して、クイズの答えを書いて、名前などの必要事項を書いて投函すると、抽選で85人まで6県からそれぞれ3000円相当のカタログギフトや商品券などのプレゼントがもらえる。

1868年の明治維新(元年)から2018年に150年を迎えるのを控えて、幕末から明治維新の偉人たちを広く知ってもらうため、維新の偉人たちのゆかりの地が協力しあって、スタンプラリーを行うことにした。また、子どもの夏休みの自由研究で、明治維新の偉人を学ぶのに適したスタンプラリーとしている。

参加している店舗は「食の国福井館」(中央区銀座1-3-3、銀座西ビル、03-5524-0291)、「おいでませ山口館」(中央区日本橋2-3-4、日本橋プラザビル、03-3231-1863)、「まるごと高知」(中央区銀座1-3-13、オーブプレミア、03-3538-4365)、「日本橋長崎館」(中央区日本橋2-1-3、アーバンネット日本橋2丁目ビル、 03-6262-5352)、「銀座熊本館」(中央区銀座5-3-16、03-3572-1147)、「かごしま遊楽館」(千代田区有楽町1-6-4、千代田ビル、03-3506-9177)。

取り上げられている偉人は福井県が福井藩士で、「五箇条の御誓文」を共同で起草し、東京府知事を経て、子爵となった由利公正(ゆり・きみまさ、1829-1909)、山口県が長州藩士で、尊王攘夷派の中心人物となり、維新後は文明開化を推進する一方で、版籍奉還、廃藩置県などの解体に努め、侯爵に叙された木戸孝允(きど・たかよし、1833-1877)、高知県が土佐藩郷士で、脱藩後に貿易会社と政治組織を兼ねた亀山社中(後の海援隊)を結成し、薩長同盟の斡旋、大政奉還の成立に尽力し、大政奉還成立の1カ月後に近江屋事件で暗殺された坂本龍馬(さかもと・りょうま、1835-1867)。

長崎県が事業家、書家で、明治政府の勅命により御璽(ぎょじ、天皇の印章)、国璽(こくじ、国家の表徴として押す印章で、外交文書など国家の重要文書に押される)を刻した小曽根乾堂(こそね・けんどう、1828-1885)、熊本県が肥後(熊本)藩士で、福井藩の政治顧問を経て、幕政改革や公武合体を推進し、維新後の新政府に参与として出仕するも暗殺された横井小楠(よこい・しょうなん、1809-1869)、鹿児島県が薩摩藩士で、薩長同盟の成立や王政復古を進め、戊辰戦争を主導し、勝海舟(かつ・かいしゅう、1823-1899)らとの交渉により、江戸無血開城を実現し、維新後は新政府の参議となり、陸軍大将、近衛都督を兼務し、1873年の征韓論政変で下野し、1877年に西南戦争の指導者として敗れて自刃した西郷隆盛(さいごう・たかもり、1827-1877)。

このうち、西郷隆盛、木戸孝允、横井小楠は「維新の十傑」に含まれており、西郷隆盛、木戸孝允は薩摩藩の大久保利通(おおくぼ・としみち、1830-1878)とともにとくに「維新の三傑」と称されている。

クイズは「各県の偉人が活躍した明治維新は平成30年で何年を迎えるか」で、回答は1)50年、2)100年、3)150年の3択から正解を選んで、チラシに6店のスタンプとともに、回答、名前、住所などを書いて応募箱に入れる。抽選で当選すると、品物が送られてくる。

問い合わせは福井県観光営業部ブランド営業課(0776-20-0762)まで。