ポーラ銀座で西畠清順が希少植物展、内田鋼一の器に

【銀座新聞ニュース=2016年8月4】ポーラ・オルビスホールディングス(中央区銀座1-7-7、ポーラ銀座ビル、03-3563-5517)が運営するポーラミュージアムアネックス(ポーラ銀座ビル3階、03-3563-5501)は8月4日から9月25日まで西畠清順さんによる「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」を開いている。

ポーラミュージアムアネックスで9月25日まで開かれている西畠清順さんの「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」に展示されている植物。

ポーラミュージアムアネックスで9月25日まで開かれている西畠清順さんの「ウルトラ植物博覧会2016 西畠清順と愉快な植物たち」に展示されている植物。

プラントハンターで、明治元年(1868年)から続く植物卸問屋「花宇(はなう)」(兵庫県川西市絹延町3-10、072-759-3765)の5代目、西畠清順(にしはた・せいじゅん)さんが、2015年7月に続いてポーラミュージアムアネックスで2回目の展示会を開き、世界中で集めた希少植物を紹介する。

また、2015年と同様に、今回もポーラ銀座ビル1階のウインドウにも、西畠清順さんが植物を展示している。さらに、今回は「株式会社シンプリシティ(SIMPLICITY)」(目黒区碑文谷4-10-3、03-5720-1310)代表でクリエイティブディレクターで、1969年長崎県生まれの緒方慎一郎(おがた・しんいちろう)さんが会場構成を担当し、会場では陶芸家で1969年愛知県名古屋市生まれの内田鋼一(うちだ・こういち)さんが制作した器と西畠清順さんの植物とのコラボレーション作品も展示している。

2階の「ヒガシヤ銀座(HIGASHIYA GINZA)」では内田鋼一さんの器に植えられた植物を期間限定で販売している。

植物卸問屋「花宇」は花屋専門店や華道家などへの卸店で、1868年に西畠宇ノ介(にしはた・うのすけ)が創業、1920年に2代目の西畠徳松(にしはた・とくまつ)が事業を引き継ぎ、温室をつくり、世界で初めて、桜などを人為的に開花することに成功、1965年に3代目の西畠宇ノ松(にしはた・うのまつ)が代表となり、いけばなや空間装飾のためにその技術や素材調達が発達させた。

1980年に「花宇」4代目の代表となった西畠勲造(にしはた・くんぞう)さんの代から海外からも植物を集めるようになり、常時3000種類を超える植物が温室にあり、山や畑などの農場には何千種類という日本の花木を育てている。1991年に株式会社化し、2012年に西畠清順さんが5代目となり、東京事務所を設立し、植物の魅力を伝える活動「そら植物園プロジェクト」を始めている。

西畠清順さんは1980年兵庫県生まれ、西畠勲造さんの子息で5代目となる。高校を卒業後、オーストラリアに留学、その後、海外にいるときに、西畠勲造さんの命令により帰国し、入社するも、植物に関心がなく、2年から3年かけて学び、その後、依頼主の求めに応じて、国内外で植物を収集・発見する「プラントハンター」として世界中を回っている。

ギャラリートークやサイン会などを開く予定で、詳細はHPで知らせる。

開場時間は11時から20時。入場は無料。