ビア新橋が山の日に1000円飲み放題、バドガールがサービス

【銀座新聞ニュース=2016年8月10日】レストラン業を展開するsubLime(大田区東矢口1-17-12)グループで「北の家族」などのレストラン、居酒屋などを運営する「パートナーズダイニング」(新宿区西新宿7-7-30、小田急柏木ビル、03-5332-6231)は8月11日に「ビアカーニバル新橋店」(千代田区内幸町1-7-8、050-5878-8985)で1日限定で飲み放題を1000円で提供する。

8月11日に1日限定で飲み放題を1000円(税別)で提供する「ビアカーニバル新橋店」。バドガールがメニュを運んでくる。

8月11日に1日限定で飲み放題を1000円(税別)で提供する「ビアカーニバル新橋店」。バドガールがメニュを運んでくる。

アメリカのビール「バドワイザー」の衣装を着用したバドワイザガールが飲み物や料理をテーブルに届けたり、ダンスを披露したり、さまざまなサービスをするビアガーデンで、「山の日」限定で通常1850円の飲み放題を1000円(税別、2時間制)にする。

飲み放題のメニューはバドワイザー生ビール、焼酎、日本酒、果実酒、ハイボール(各種)、カクテル(各種)、サワー(各種)、ソフトドリンクの40品。

おつまみとしては、ソーセージ盛り合せ(900円)、ローストチキンスパイシー(800円)、枝豆つかみ取り+演出(1グラム3円)、ベーコンステーキ(800円)、名物!ビール屋の唐揚げ(600円)などがある。

ウイキペディアによると、バドワイザー(Budweiser、略称・Bud=バド)は、アメリカ・ミズーリ州セントルイスに本社を持つアンハイザー・ブッシュ社が生産販売するビールで、日本ではキリンビールがライセンス生産している。1876年に生産をはじめ、現在では世界一の販売量となっている。2008年にベルギーのインベブ(現アンハイザー・ブッシュ・インベブ)に買収され、その傘下にある。

ドイツ系アメリカ移民のアドルファス・ブッシュ(Adolphus Busch、1839-1913)が1876年にビール名産地、チェコ・南ボヘミア州のチェスケー・ブジェヨヴィツェ市の「ブドヴァイス」にあやかろうと、自らが発売したピルスナータイプ(チェコのピルゼン地方を発祥とするビールの一種で、淡色の下面発酵ビールであり、ホップの苦味が特長)のビールに「バドワイザー・ラガー・ビール」(Budweiser Lager Bier)と命名して誕生した。

アメリカ国内で「バドワイザー」の商標登録を行ったため、1871年以降「ブドヴァイゼル」ブランドビールの対米輸出を行っていたブジェヨヴィツェ市民醸造およびチェコ合同醸造との間で商標を巡る訴訟に発展し、1911年と1939年にチェコ側が北アメリカとアメリカ保護領に限り、商標権を放棄することで合意した。

この合意に基づき、現在もヨーロッパの主な国で商標「バドワイザー」を使うことが認められず、製品は「バド(Bud)」や「ブッシュ(Busch)」の名前で販売されている。アメリカ、カナダでは、ブドヴァイゼル・ブドヴァルは「チェコヴァル(Czechvar)」、ブドヴァイゼル・ベルゲブロイは「ブドヴァイス市のビール(Budweis City Bier)」を略した「BBベルゲブロイ(Burgerbrau)」の名前で販売されている。

アンハイザー・ブッシュ社はチェコ側に先んじて日本を含む世界各国で「バドワイザー」の商標登録を行い、ブジェヨヴィツェ・ブドヴァル国営会社に対してチェコ産「ブドヴァイゼル」ブランドビールの輸入・販売差し止めの訴訟を起こしており、現在も訴訟が40カ国以上、行政手続きが70か国で継続中となっている。

日本においてはアンハイザー・ブッシュ社が商標登録を行っているが、チェコ側の商標権放棄範囲を北米などに限定した1911年と1939年の合意の有効性が認められており、チェコ産「ブドヴァイゼル」ビールがアメリカ社製バドワイザーと誤認混同される恐れはなく、「ブドヴァイゼル・ブドヴァル(Budweiser Budva)」と「ブジェヨヴィキ・ブドヴァル(Budejovicky Budvar)」と記されたチェコ社製ビールの輸入・販売は制限されていない。

日本の裁判では、700年以上の歴史を持つオリジナルの「ブドヴァイゼル」ビールの製造者(の承継会社)による「ブジェヨヴィキ・ブドヴァル(Budejovicky Budvar)」というチェコ語の商標使用に対して、不正の目的を主張すること自体が道理に反すると判決は述べている。2006年には中国でも司法当局が同様の判断を下し、アンハイザー・ブッシュ社側の訴えを退けた。

日本ではかつてサントリーがライセンス生産を行っていたが、その後、キリンビールとアンハイザー・ブッシュ社との合弁企業、「バドワイザー・ジャパン」(すでに解散)を設立、生産し、バドワイザー・ジャパン解散後はキリンが引き続きライセンス生産とアメリカ製バドワイザーを輸入している。

缶のデザインは、従来は瓶のラベルをそのままデザインしたものだったが、2011年よりボウタイを象徴的にデザインしたものに順次変更され、日本では2012年5月中旬より変更されている。

「北の家族」は芸能プロモーターで、小説家の有吉佐和子(ありよし・さわこ、1931-1984)の夫でもあった神彰(じん・あきら、1922-1998)が運営する興行会社「株式会社芸友センター」(1997年に「北の家族株式会社」に社名変更)が1973年に居酒屋「北の家族」第1号店を開店し、居酒屋事業に参入したのが最初で、2002年に倒産し、2005年に株式会社セラヴィホールディングスの子会社、「セラヴィリゾート」に編入され、法人として消滅した。

2008年にセラヴィホールディングスの経営が悪化し、セラヴィリゾートの「北の家族」を始めとするレストラン事業を、すかいらーくの創業者のひとり、横川紀夫(よこかわ・のりお)さんが代表取締役を務める「ヴィア・ホールディングス」子会社の「株式会社NBK」へ売却、その際に「ヴィア・ホールディングス」と投資会社「インテグリティ・パートナーズ合同会社」(千代田区三番町7-14、三番町デュープレックスビズ、03-3556-3210)が共同出資の形をとり、2011年5月にヴィア・ホールディングスの所有分をインテグリティ・パートナーズ合同会社に譲渡し、「株式会社NBK」を完全子会社化し、社名を「株式会社パートナーズダイニング」に変更している。

2015年8月にサブライム(subLime)がパートナーズダイニングの全株式を取得し、完全子会社化し、その後、社長にはサブライム副社長の中村英樹(なかむら・ひでき)さんが就任し、テーマレストラン全14業態72店舗を展開している。これにより、サブライムグループの店舗数は279店に拡大している。

席数は180席。

営業時間は17時から24時。