日劇「後妻業」、大竹しのぶ、豊川悦司ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2016年8月16日】東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は8月27日からTOHOシネマズ日劇(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3574-1131)で一般公開する「後妻業の女」の初日に大竹しのぶさん、豊川悦司さんらによる舞台あいさつを開く。

8月27日から一般公開される「後妻業の女」((C)2016「後妻業の女」製作委員会)。

8月27日から一般公開される「後妻業の女」((C)2016「後妻業の女」製作委員会)。

27日9時30分の回上映終了後に、監督の鶴橋康夫(つるはし・やすお)さんをはじめ、主人公の「武内小夜子」役の大竹(おおたけ)しのぶさん、結婚相談所所長「柏木亨」役の豊川悦司(とよかわ・えつし)さん、中瀬耕造の長女「西木尚子」役の長谷川京子(はせがわ・きょうこ)さん。

ホステス「三好繭美」役の水川(みずかわ)あさみさん、不動産業「舟山喜春」役の笑福亭鶴瓶(しょうふくてい・つるべ)さん、武内小夜子の9番目の夫「中瀬耕造」役の津川雅彦(つがわ・まさひこ)さん、探偵「本多芳則」役の永瀬正敏(ながせ・まさとし)さんが舞台に登場してあいさつする。

「後妻業の女」は直木賞作家の黒川博行(くろかわ・ひろゆき)さんの受賞後第1作の「後妻業」(2014年、文芸春秋)が原作で、鶴橋康夫さんが監督と脚本を手がけている。また、2013年12月に75歳の男性が青酸化合物で殺害され、その直前にその男性と結婚した筧千佐子(かけい・ちさこ)さんが逮捕される事件が発覚し、過去に複数の男性と結婚あるいは婚約し、それらの男性の死後、遺産を相続し、多くの不動産を売却していたことがわかり、小説を地で行くような出来事も起こっている。

物語は結婚相談所主催のパーティで知り合い、結婚した小夜子と耕造だが、2年後に耕造が死去し、娘の朋美と尚子は、小夜子から全財産を受け継ぐという遺言証明書を突きつけられる。小夜子は、裕福な独身男性の後妻となり、財産を奪う「後妻業の女」で、その背後には結婚相談所所長の柏木の存在があった。一方、父親が殺害されたと考える朋美は、裏社会の探偵・本多を雇い、小夜子と柏木を追いつめていく。

ウイキペディアなどによると、鶴橋康夫さんは1940年新潟県村上市生まれ、中央大学法学部を卒業、1962年に読売テレビに入社、東京支社制作部に所属し、ドラマ演出を手がけ、特に「木曜ゴールデンドラマ」枠における単発作品群で多くの賞を獲得し、「芸術祭男」の異名を取った。

1982年に芸術選奨新人賞(放送部門)、1987年にギャラクシー特別個人賞を受賞している。同局取締役待遇エグゼクティブディレクターを経て、2000年に定年、その後、嘱託社員として在籍し、2003年に読売テレビを退社し、東北新社へ移籍、エグゼクティブディレクターとして活動している。

2005年に「砦なき者」により芸術選奨文部科学大臣賞、2007年に映画「愛の流刑地」で初めて映画監督を務め、同年に紫綬褒章、20011年に映画「源氏物語 千年の謎」で監督、2013年に旭日小綬章を受章している。

チケットは応募フォームからの申し込み、抽選とチケットぴあを通じた初日舞台挨拶特別抽選販売がある。

応募フォーム(https://ssl.toho-movie.com/senden/gosaigyo_snc/index.html)による申し込みは50人限定で、17日12時が締め切り。料金は全席指定で一般1800円、大・専門学生1500円、高校生・3歳から中学生まで、障がい者1000円、シニア1100円。

初日舞台挨拶特別抽選販売(http://w.pia.jp/s/gosaigyo-sb/)は22日11時締め切りで、料金は一般2000円 大学生・専門学生1700円、高校生・3歳から中学生まで、障がい者1200円、シニア1300円。