サニーヘルス、夏はビールよりもハイボールを、焼鳥、枝豆も

【銀座新聞ニュース=2016年8月12日】サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル、0120-662-444)はこのほど、レポート「ダイエット中のビアガーデンはビールよりハイボール、唐揚げより焼鳥を選ぶべし!」を発表した。

夏の風物詩となっているビアガーデン、蒸し暑い中で飲む冷えたビールは、格別のおいしさがあるが、気になるのは、ダイエット中のお酒は控えるべきなのかどうか。また、ビアガーデンの料理は揚げ物が多く、何を選べばいいのか。

酒 が好き人にとっては、完全に絶つことはなかなか至難の業だし、ムリしてやめてもストレスになってしまって、ダイエットどころか逆効果になることもありうる ので、サニーヘルスでは、ストレスを溜めるよりはどう飲むかポイントを押さえて、ダイエット中でも楽しく飲もうとしている。

例えば日本酒なら、100ミリリットルでタンパク質と炭水化物が合計4グラムから5.5グラム程度含んでいるので、日本酒を飲んだ場合の摂取カロリーは100ミリリットルあたり16キロカロリーから22キロカロリーとなる。

同 じく100ミリリットル換算なら、ビールは14キロカロリーから22キロカロリー、ワインは8キロカロリーから16キロカロリー、ウイスキーや焼酎など蒸 留酒は0キロカロリーということになる。蒸留酒にカロリーがないのは、ビールなどの醸造酒との製造方法の違いにより、タンパク質も糖質を含まれていないた めとしている。

つまり、ダイエット中の酒は蒸留酒なら安心となる。ビアガーデンでビールを飲まないのは寂しいが、蒸留酒であるウイスキーが ペースとなっているハイボールのほうがダイエット向きといえる。どうしてもビールが飲みたい場合はビールは初めの1杯だけにし、その後はハイボールや焼酎 などの蒸留酒にするという飲み方が適している。

ちなみに、カクテルやチューハイはジュースとほぼ同じで、甘くて飲みやすいが、ひじょうに糖質が高い。

ま た、ビアガーデンのオススメメニューとしては、枝豆、焼鳥、ローストビーフが最適という。大豆には含まれないが、若い実である枝豆はビタミンCを含んでお り、悪酔いや二日酔いを防ぐ作用がある。枝豆や豆腐など大豆製品は、必須アミノ酸を多く含んだ良質なタンパク源であり、肝臓の負担を減らしたり、修復した りする働きがある。また、タンパク質や必須アミノ酸だけでなく、アルコールの代謝を助けるビタミンB群や、その他のミネラルも豊富に含まれているので、お つまみには最適で、しかも植物性食品なので、飽和脂肪酸を含んでいない点でもダイエット向きのおつまみといえる。

酒のおつまみとしてはタン パク質を意識的に摂るようにすると、糖質やアルコールを分解しやすくなる。同じ鶏肉なら、揚げ物である唐揚げやチキンナゲットよりも、鶏肉を焼いただけの 焼鳥のほうが余計な脂肪を摂らずに済む。また、砂糖やみりんの入ったたれよりも、塩のほうが糖質をオフすることができる。ただし、皮は脂肪が多く、カロ リーも高めなので避けたいとしている。

ローストビーフは大きな5切れほどで、約200キロカロリーと低カロリーの食べ物で、その理由はローストビーフに使われる肉の部位は、脂肪分の少ない牛もも肉がほとんどで、低カロリーで高タンパクとなっており、ダイエットに向いている。

ビ アガーデンの定番メニューのカロリーを並べると、チキンナゲット5個で230キロカロリー、鶏の唐揚げ1個で70キロカロリー、焼鳥(1本)は(たれ)ね ぎまが80キロカロリー、レバーが41キロカロリー、つくねが91キロカロリー、皮が161キロカロリー、(塩)砂肝 が34キロカロリー。

枝 豆(1個)は3キロカロリー、フライドポテトがファストフードのSサイズ程度の量(74グラム)で249キロカロリー、ローストビーフ5切れで200キロ カロリー、焼きそば(麺150グラム)で527キロカロリー、ピザ1切れが200キロカロリー、パスタ(ナポリタン乾麺100グラム)で618キロカロ リー、チャーハン1人分(225グラム)で290キロカロリー、春巻き1本で90キロカロリー、シュウマイ1個35キロカロリー、ソーセージ1本で55キ ロカロリーとなっている。

酒を飲むと、アルコール分を代謝、排出するのに大量の水分が必要になり、もし、そのための水分が足りないと二日酔いや飲酒の翌日のむくみの原因になったりする。酒と水を交互に飲むようにしたいとしている。

ウ イキペディアに蒸留酒は醸造酒を蒸留(混合物を一度蒸発させ、後で再び凝縮させること)して作った酒で、スピリッツ(spirits)とも呼ばれる。基本 的にはアルコール度数が高いものの、蒸留後に加水した場合でも蒸留酒とされるので、アルコール度数を大きく落とすことも可能で、世界各地に、地域に応じた さまざまな蒸留酒がある。

醸造酒は、原料を酵母によりアルコール発酵させて作られた酒で、蒸留などの作業を経ずに、基本的にアルコール発酵 させたままの状態で飲まれるものをいう。一般に、蒸留酒に比べアルコール度数は低いが、アルコール発酵を行う微生物が、自らが作り出したアルコールによっ て活動を阻害されてしまうことに由来する。

原料が糖分を多く含む場合、酵母さえあればそのままアルコール発酵させることができるので、この 種の酒を「単発酵酒」という。糖分を含む果実などを原料にした酒、例えばワインやシードル(リンゴ酒)、馬乳酒などが含まれる。これに対し、原料がコメ、 麦などの穀類の場合、原料の穀物などのデンプンをまず糖に変え、その後にアルコール発酵させることになる。

糊化(アルファ化)したデンプンをコウジカビなどによって糖化する場合と、穀物を発芽させて(麦芽に変えて)デンプンを糖化する場合の2種類があり、糖化とアルコール発酵の2つの工程により作られる酒を「複発酵酒」といい、ビールや日本酒などが含まれる。

酵 母によるアルコール発酵で作り出される醸造酒のアルコール度数は16%から20%が限界で、これ以上の濃度では酵母自身が死滅する。そのため、度数を上げ るにはエタノールの濃縮が必要になるが、1気圧におけるエタノールの沸点は約78.325度C、水の沸点は約100度Cと差があるので、単純に加熱濃縮し た場合はエタノールの方が気化しやすく、逆に度数が下がる。そこで蒸発したエタノールの方を集めて濃縮する蒸留を行う必要がある。

醸造酒を 蒸留器(単式蒸留器または連続式蒸留器)で加熱すると、沸点の低いエタノールが水よりも先に気化し、この蒸気を集めて冷却して液体に戻すと、元の醸造酒よ りもエタノールが濃縮されているため、アルコール度数の高い酒になる。これが蒸留酒であり、気化せずに残った液体は蒸留残液と呼ばれる。

蒸 留を繰り返すことでさらに高いアルコール度数を得ることが可能となる。ただし、「共沸」という現象により、蒸留ではアルコール度数96%までしか度数を上 げられない。また、蒸留を繰り返すとエタノールが強まり、元の原料の風味は薄くなる。こうしてできた蒸留酒を、そのままもしくは加水して飲用したり、木製 の樽など何かの容器で一定期間貯蔵し熟成させるなどして飲用する。