丸善丸の内で、出久根育「こうさぎとほしのどうくつ」原画展

【銀座新聞ニュース=2016年8月22日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は8月19日から9月8日まで3階児童書コーナーで出久根育さんによる「こうさぎとほしのどうくつ」の原画展を開いている。

丸善・丸の内本店で9月8日まで開かれている出久根育さんの原画展に出品されている「こうさぎとほしのどうくつ」の表紙。

丸善・丸の内本店で9月8日まで開かれている出久根育さんの原画展に出品されている「こうさぎとほしのどうくつ」の表紙。

さし絵画家の出久根育(でくね・いく)さんが7月に「こうさぎとほしのどうくつ」(文章はわたりむつこさん、のら書店、税別1600円)を刊行したのを記念して原画展を開いている。

「こ うさぎとほしのどうくつ」はわたりむつこさんが文章を手がけ、出久根育さんがさし絵を担当した「もりのおとぶくろ」(のら書店、2010年)、「こうさぎ と4ほんのマフラー」(のら書店、2013年)につづく、こうさぎたちの絵本第3弾で、夏にこうさぎの4きょうだいのとび、くるり、かりかり、こみみは、 みずうみの近くの川で遊んでいると、そこへとなりの家に住むほっぷとほっぴが、どうくつの冒険へ誘いにくる。こうさぎたちが、かみなりのとどろく森でで あったどうくつのおほしさまとは?

出久根育さんは1969年東京都生まれ、武蔵野美術大学油絵学科版画専攻を卒業、1998年にボローニャ 国際絵本原画展で入選、以後、グリム童話のさし絵や装幀を手がけ、1999年にドイツのカッセル、シュタイナウの両グリム兄弟博物館ギャラリーでグリム童 話をテーマとする作品を展示、2003年に第19回ブラチスラヴァ国際絵本原画展でグランプリ、2004年にイタリア・ボローニャ国際絵本原画展に出品し た。

2005年に第20回ブラチスラヴァ国際絵本原画展に特別出展、2006年に「マーシャと白い鳥」で第11回日本絵本賞大賞、2011年に「もりのおとぶくろ」で第58回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞している。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。