広島TAUで道の駅フェア、Tシャツ、しそジュース、トマトなど

【銀座新聞ニュース=2015年8月25日】広島県(広島県広島市中区基町10-52、082-228-2111)は8月25日から31日までの7日間、アンテナショップ「TAU」(中央区銀座1-6-10、銀座上一ビルディング、03-5579-9952)で「道の駅フェア」を開く。

8月31日まで「たう(TAU)」で開かれている「道の駅フェア」で販売される「芸北高原豚のグリル」。

8月31日まで「たう(TAU)」で開かれている「道の駅フェア」で販売される「芸北高原豚のグリル」。

広島県にある18カ所の道の駅から「道の駅たかの」(庄原市)、「道の駅世羅」(世羅町)、「道の駅舞ロードIC千代田」の3駅が出店し、道の駅でしか販売されていない商品や、イートイングルメ、限定メニューなどを期間限定で販売する。

ウイキペディアによると、道の駅は各地方自治体と道路管理者が連携して設置し、国土交通省(制度開始時は建設省)により登録された、駐車場、休憩施設、地域振興施設が一体となった道路施設のことで、道路利用者のための「休憩機能」、道路利用者や地域の人々のための「情報発信機能」、道の駅を核としてその地域の町同士が連携する「地域の連携機能」という3つの機能を併せ持っている。2016年5月10日付で全国に1093カ所が登録されている。

同じく「赤しそ飲料ゆかり」。

同じく「赤しそ飲料ゆかり」。

「道の駅」は「鉄道の駅」との対比をなす言葉だが、もともと「駅」という言葉は街道沿いにある宿場(宿駅)を指すものだった。道の駅は24時間利用可能な一定数の駐車スペース、トイレ、24時間利用可能な電話、情報提供施設を備えた施設であることが登録の条件となっている。

また、多くの場合、道路や地域の情報を提供する案内人が置かれ、その他、その地域の自主的工夫のなされた施設が設置され、その地域の文化、名所、特産物などを活用した農産物直売所、売店、レストランなどのサービスが提供されている。2004年10月に発生した新潟県中越地震を契機に防災拠点機能が追加され、主な機能としては、断水時でも使用可能なトイレ、非常食・飲料水の備蓄、停電時の非常用電源の確保などがある。

道の駅は、道路管理者の国(地方整備局)や都道府県が基本的な施設である駐車場やトイレを整備し、市町村、またはそれに代わり得る公的な団体(ほとんどは第三セクター)が地域側施設を設置する形が取られる。海の駅と重複登録している施設もある。

道の駅の設置構想は、1990年1月に広島市で行われた「中国・地域づくり交流会」の会合での提案から始まり、1991年10月から1992年7月にかけて山口県、岐阜県、栃木県の計12カ所で「道の駅」の社会実験が行われた。これらの施設は実験段階からすでに「道の駅」の看板を掲げていた。

これを発展させて1993年4月22日に第1次分として103カ所の道の駅が登録されたことを皮切りに、主に地方の幹線道路(国道や主要地方道)から整備が開始され、道の駅を通じて地域の農産物の販売は増加し、情報発信によって観光客が増えてきた。2000年には550カ所を超え、2007年4月に八王子市に東京都初の道の駅(八王子滝山)が開設され、47都道府県すべてに道の駅が開設された。

2014年4月1日には道路標識、区画線及び道路標示に関する命令が改正され、道の駅への案内標識が初めて正式に定められた。北海道では、鉄道の廃止路線の駅跡に、道の駅が設置されることが多い。道の駅ができた結果、北海道1周、四国1周、九州1周、日本1周など規模の大きい自動車旅行を行う旅行者でも、道の駅の駐車場に自動車を停めては車中泊で夜をすごし宿泊費をまるまる節約することや、宿に気兼ねせず日の出前に出発し先を急ぐということも可能になった。キャンピングカーで道の駅を利用し、地域地域の産物を楽しみつつ、数カ月におよぶような長期の自動車旅行を楽しむ人々もいる。

今回、販売されるのは、道の駅世羅から駅伝強豪校の世羅高校の選手と広島東洋カープのコラボTシャツ「駅伝カープ坊やTシャツ」(大人用税込3000円、子ども用2000円)や「世羅幸水梨」(1個300円)、道の駅舞ロードIC千代田から北広島町産の赤しそを使った「赤しそ飲料ゆかり」(1本130円)、「芸北高原豚のグリル」(2376円)や「太鼓せんべい」(1個900円)、道の駅たかのから庄原市高野町の冷涼な気候を活かして栽培され、甘みと酸味のバランスがいい完熟トマト「たかの高原トマト」(1個100円)や「トマトスムージー、リンゴスムージー」(各300円)などが販売される。

営業時間は10時30分から20時。