三月のひまわりが「母さん」イベント、木村悠方子と金亜軍

【銀座新聞ニュース=2015年8月26日】一般社団法人「三月のひまわり」(中央区日本橋茅場町3-4-1、トップレジデンス日本橋茅場町207、株式会社スターフィールド内、03-5652-1561)は9月10日に銀座らん月(中央区銀座3-5-8、日本香堂ビル、03-3567-1021)で木村悠方子さんと金亜軍さんによる「かあさん」を開く。

三月のひまわりが9月10日に銀座らん月で開くイベントに出演する木村悠方子さん。

三月のひまわりが9月10日に銀座らん月で開くイベントに出演する木村悠方子さん。

「三月のひまわり」が母親の愛、親子の絆をテーマにして開いているイベントで、今回はタレントの木村拓也(きむら・たくや)さんの母親で、一般社団法人「ふる里再生協会」(熊本県上益城郡山都町今365-4、0967-83-0988)の会長を務める木村悠方子(きむら・まさこ)さんと中国出身の揚金奏者、金亜軍(きん・あぐん)さんが出演して、講演、朗読、演奏を行う。

当日は13時過ぎから木村悠方子さんが「気づけば幸せがいっぱい」と題して講演し、13時40分ころかららん月特製の「かあさんランチ」で、14時30分からCD朗読アルバム「かあさん」を聴き、15時から金亜軍さんが演奏する。

CD朗読アルバム「かあさん」は詩が葉祥明(よう・しょうめい)さん、詩、朗読が木村悠方子さん、作曲が金亜軍さんで、木村悠方子さんの詩「想い」や「こもりうた」、葉祥明さんの詩「母親というものは」などが収録されている。

同じく出演する金亜軍さん。

同じく出演する金亜軍さん。

木村悠方子さんは東京都生まれ、20歳で結婚して、拓也さんと俊作(しゅんさく)さんの2男の母親で、1997年10月に東京・世田谷にてイタリアンレストラン「ラ・ボニータ」を開店(2005年8月閉店)、2005年9月に神奈川県川崎市にイタリア薬膳料理店「いな田」を開店(2009年10月に閉店)、2010年に一般社団法人「ふる里再生協会」(熊本県上益城郡山都町今365-4、0967-83-0988)を設立し、会長に就任している。「ことのは語り(部)」として講演、朗読を行っており、母親が心に届く言葉(ことのは)を子どもに語りかけること、自尊心を育むことがいかに大切かを伝えているという。

金亜軍さんは中国・上海市生まれ、7歳より父親の影響を受け、中国民族楽器「揚琴」を学び、1977年に14歳で中国人民解放軍区所属歌舞団に特別入団、1990年に来日、名古屋芸術大学音楽理論作曲部研究生に在籍、1995年に修了、中国揚琴と交響楽のための自編曲「桜花変奏曲」を日本初演、1998年に揚琴伝来の旅シリーズ「亜洲回響」揚琴リサイタルをスタートさせる。

2000年にジャズドラム奏者の猪俣猛(いのまた・たけし)さんのトリオと共演し、東京で開かれた「第3回長江杯国際コンクール」でグランプリ、2005年にジャズピアノとデュオを組み揚琴伝来の旅シリーズ「奏」東京公演を開催、愛知万博の愛・地球博で「ユーラシアの響き」公演、2013年に元NHKアナウンサー村上信夫(むらかみ・のぶお)さんと木村悠方子さんと組んだ朗読コラボステージ「音魂・言魂(おとだま・ことだま)」を福島で行う。2014年から2016年まで「飛鳥2」の世界一周クルーズに出演している。

揚琴とは打楽器の一種で、明朝時代(1368年から1644年)に西方から伝わった中国の伝統の打弦楽器で、梨の木から作った台形の木に144本(金亜軍さんは150本以上)の弦を張ってある。両手に竹のバチ(チンチェン)をもち、弦を直接たたいて演奏する。世界には、同様な楽器としてイランのサントゥール、ハンガリーなど東欧のツィンバロム、北米の(ハンマー・)ダルシマーなどがある。

「三月のひまわり」は刺しゅう教室の講師を務める星野真弓(ほしの・まゆみ)さんが2011年の東日本大震災後に子どもを亡くした母親たちに刺しゅうの作品を寄贈し、それがきっかけとなって宮城県石巻市で刺しゅうの教室を開き、亡くなった子どもを想い続ける母の愛を、全国各地に伝えて、大震災を風化せないために、「ひまわりのたね実行委員会」として2013年1月から「朗読会」などの活動をはじめ、2015年3月11日に一般社団法人「三月のひまわり」を設立して、引き続き、朗読会などを行っている。木村悠方子さんは顧問を務めている。

定員は70人で、参加料は税込6500円(昼食込み)。予約、問い合わせは「三月のひまわり」(03-5652-1561)まで。