丸善丸の内で、夏目ちさ「ピクルスとふたごのいもうと」原画展

【銀座新聞ニュース=2016年9月9日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は9月9日から10月16日まで3階児童書コーナーで夏目ちささんによる「ピクルスとふたごのいもうと」の複製原画展を開く。

丸善・丸の内本店で9月9日から10月16日まで開かれる夏目ちささんの「ピクルスとふたごのいもうと」の複製原画展に展示される表紙。

丸善・丸の内本店で9月9日から10月16日まで開かれる夏目ちささんの「ピクルスとふたごのいもうと」の複製原画展に展示される表紙。

福音館創作童話シリーズのひとつとして9月14日に刊行される、夏目(なつめ)ちささんがイラストを手がけた「ピクルスとふたごのいもうと」 (文は小風=こかぜ=さちさん、福音館書店、税別1600円)を刊行したのを記念して原画展を開く。

「ピクルスとふたごのいもうと」は2015年2月に刊行された「こぶたのピクルス」(文は小風さちさん、絵が夏目ちささん)のシリーズ第2弾で、こぶたの男の子「ピクルス」に妹が生まれ、それもひとりじゃなくてそっくりな双子の女の子、ムギとコムギが誕生した。毎日、泣いてばかりの双子のお世話を手伝いながら、「ぼくなんか、ちっとも泣かないよ」と涼しい顔をしているピクルスだが、留守番を頼まれて、静かな部屋でじっとしていると、泣きたい気持ちになっていく「ピクルスの涙」をはじめ、「ピクルスと朝顔」、「ピクルスのおみまい」など4つの話が入っている。

夏目ちささんは1967年大阪府生まれ、神奈川県鎌倉市で育ち、小さいときから絵を描くのが好きで、桑沢デザイン研究所を卒業、フリーのイラストレーターとして、グリーティングカードなどのイラストを描き、1994年から2000年にかけて月刊誌「おおきなポケット」(福音館書店)に不定期連載された「こぶたのピクルス」シリーズのさし絵を担当した。

2002年にイラストを手がけた「だれか いますか」(文はたかどのほうこさん、福音館書店)を刊行し、2015年に「こぶたのピクルス」(文は小風=こかぜ=さちさん、福音館書店)などを刊行している。1997年から2014年まででアメリカ・オレゴン州に滞在し、現在は韓国京畿道ピョンテク市に在住している。

開場時間は9時から21時(最終日20時)まで。