「ミス・サイゴンロンドン記念公演」上映、中野加奈子ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2016年9月24日】東宝(千代田区有楽町1-2-2、03-3591-1221)は10月2日13時30分からTOHOシネマズスカラ座(千代田区有楽町1-1-3、東京宝塚ビル東京宝塚劇場、03-3591-5358)で「ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン」日本最速プレミア上映を開催する。

2017年3月から一般公開される「ミス・サイゴン:25周年記念公演 イン(in)ロンドン」」((C)2016 CML)のフライヤー。

2017年3月から一般公開される「ミス・サイゴン:25周年記念公演 イン(in)ロンドン」」((C)2016 CML)のフライヤー。

2014年9月に英国ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演されたミュージカル「ミス・サイゴン」の25周年記念公演が映像化され、2017年3月から日本でも劇場公開されるが、10月2日に最速プレミア上映される。

これを記念して上映前に、10月から帝国劇場で開幕する「ミス・サイゴン」の日本公演で、フランスとベトナムの混血児で、サイゴンで売春宿ドリームランドを経営する「エンジニア」役のダイアモンド・ユカイさん、主人公で、エンジニアの経営する売春宿で働くコールガール「キム」役のキム・スハさん、エンジニアの経営する売春宿で働くコールガールの1人「ジジ」役の中野加奈子(なかの・かなこ)さんが舞台に登場してあいさつする。

ウイキペディアによると、「ミス・サイゴン(Miss Saigon)」はフランスの作曲家、音楽プロデューサー、クロード=ミシェル・シェーンベルク(Claude-Michel Schonberg)さんとチュニジニアの作詞家、アラン・ブーブリル(Alain Boublil)さんの脚本と、アラン・ブーブリルさんとリチャード・モリトビーJr(Richard Maltby,Jr.)さんの作詞によるミュージカルだ。

イタリアの作曲家、ジャコモ・プッチーニ(Giacomo Antonio Domenico Michele Secondo Maria Puccini、1858-1924)のオペラ「蝶々夫人」とフランスのピエール・ロティ(Pierre Loti、1850?1923)の小説「お菊さん(Madame Chrysantheme)」の物語をベースにして、アメリカ兵とアジア人女性の引き裂かれた運命のロマンスを描いている。

「蝶々夫人」のアメリカ海軍士官と芸者から置き換え、1970年代のベトナム戦争末期のサイゴンの売春バーで働くベトナム人少女キムとアメリカ大使館で軍属運転手を務めるクリスの悲恋が描き、作品のハイライトはサイゴン最後のアメリカ人が大使館の屋根からヘリコプターで去るシーンで、残されたベトナム人たちは絶望で叫ぶ。

1989年9月20日に英国・ロンドンのウエストエンドで初演され、1999年10月30日に4000回以上の上演を経て閉幕した。1991年にアメリカ・ニューヨークのブロードウェイでも開幕し、その後、ツアーで多くの都市で上演されている。日本では東宝が制作権を入手し、1992年4月の帝国劇場でのプレビューを経て、5月5日に開幕した。

訳詞は岩谷時子(いわたに・ときこ、1916-2013)が担当し、日本での初公演では504日間、745ステージ、観客数111万人という当時では空前の記録を残して、1993年9月に閉幕した。2004年、2008年9月4日から2009年の公演では通算上演回数1000回を達成した。その後、2012年、2014年に公演され、2016年10月から開幕する。

「ミス・サイゴン:25周年記念公演 イン(in)ロンドン」は2014年9月にロンドンのプリンス・エドワード・シアターで初演から25周年を記念して行われた公演を映像作品化したもので、25周年記念スペシャル・フィナーレの特別ゲストとして、オリジナル・キャストの「エンジニア」役のジョナサン・プライス(Jonathan Pryce)さん、「キム」役のレア・サロンガ(Lea Salonga)さん、「クリス」役のサイモン・ボウマン(Simon Bowman)さんらが登場し、一度限りの新旧キャストの共演が実現している。

チケットはすでに劇場窓口で発売しており、料金は3000円均一。