丸善丸の内で市川嘉一がシチリアなど欧州街並み展

【銀座新聞ニュース=2016年9月23日】丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は9月21日から27日まで4階ギャラリーで市川嘉一さんによる「油彩画展-あの街のどこか」を開いている。

丸善・丸の内本店で9月27日まで開かれている市川嘉一さんの「油彩画展-あの街のどこか」に展示されている「ソレントの街角」。

丸善・丸の内本店で9月27日まで開かれている市川嘉一さんの「油彩画展-あの街のどこか」に展示されている「ソレントの街角」。

油彩画家の市川嘉一(いちかわ・よしかず)さんが2000年から2014年にかけて訪れたギリシャ、スペイン、フランス、ドイツなどヨーロッパの町並みを描いた作品と、最近、取材したイタリア・シチリアの新作を展示している。丸善では「あの街のどこかの、なにげない日常の一場面を切り取るように、その場の空気まで描きとめる」作品展で、「卓越したデッサンと独特の描写で写実的かつモダンな場面を創り出し」ているとしている。

市川嘉一さんは1953年滋賀県大津市生まれ、1976年に滋賀大学教育学部絵画研究室を卒業、1985年、1986年、1987年、1989年、1990年に大津市展特選、1986年に山総美術登龍会(京都)を受賞、1994年に個展を開き、1995年に「蒲生野を描く絵画展」で受賞、フクイ(FUKUI)サムホール美術展で受賞した。

1996年に文部省海外派遣団員としてスペイン・サラマンカに滞在し、現代洋画精鋭選抜展で受賞(1997年、1998年)、平和堂財団芸術奨励賞、1997年に花の美術大賞展、1999年に韓国の亀尾市・大津市美術交流展に出品、2001年に大津市芸術家派遣団員としてドイツ・ヴュルツブルクを訪問、2006年にアートボックス(ART BOX)第14回マスターズ大賞展で準大賞を受賞している。

期間中、24日と25日の11時から19時まで市川嘉一さんが来場する。

開場時間は9時から21時(最終日は16時)。入場は無料。