銀座でリオメダリスト87人がパレード、観衆80万人

【銀座新聞ニュース=2016年10月7日】「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団合同パレード事務局」は10月7日11時10分から銀座から日本橋にかけて「リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック日本代表選手団合同パレード」を行った。

10月7日11時過ぎに銀座から日本橋をパレードしたリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックメダリストたち。

10月7日11時過ぎに銀座から日本橋をパレードしたリオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピックメダリストたち。

午前中の天気は晴天だったものの、気候がやや低く、肌寒かったが、パレードがはじまる11時過ぎには気温も高くなり、銀座通り片側2車線のうち、それぞれ1車線を観衆に開放する形でより選手に近づけるように配慮したことから、歩道が前回(2012年)ほど混乱しなかった。

11時10分過ぎには婦人警官4人の白バイが先導する中、両脇に胸に飾りをつけた警察官が随行する形でパレードがゆっくりとスタートし、日本橋室町・三井不動産本社前までの約2500メートルまでトレーラー、バスに乗って87人の選手が大きく手を振って、大勢の観衆の激励に応えた。

先導車は婦人警官による4台の白バイと警視庁も趣向を凝らした。

先導車は婦人警官による4台の白バイと警視庁も趣向を凝らした。

パレードは白バイの後ろに2台のパトカーが走行し、その次にパラリンピック代表の車いすラグビー混合(ウイルチェアーラグビー)の池透暢(いけ・ゆきのぶ)選手ら12人が乗ったトレーラーが姿を現した。その次の2号車には、パラリンピックのボッチャの木谷隆行(きたに・たかゆき)さん、車いすテニスの上地結衣(かみじ・ゆい)さん、陸上の佐藤友祈(さとう・ともき)さんらが乗ったトレーラーが続いた。

3号車(バス1号車)がオリンピックのレスリングの登坂絵莉(とうさか・えり)さん、体操の内村航平(うちむら・こうへい)さん、重量挙げの三宅宏実(みやけ・ひろみ)さん、卓球の福原愛(ふくはら・あい)さんらが乗り、4号車(バス2号車)にはオリンピックの陸上の桐生祥秀(きりゅう・よしひで)さん、バドミントンの高橋礼華(たかはし・あやか)さん、カヌーの羽根田卓也(はねだ・たくや)さん、水泳・シンクロナイズドスミングの乾友紀子(いぬい・ゆきこ)さんらが乗って、手を振っていた。

5号車(バス3号車)にはパラリンピックの陸上の山本篤(やまもと・あつし)さん、マラソンの岡村正弘(おかむら・まさひろ)さん、自転車の鹿沼由理恵(かぬま・ゆりえ)さん、柔道の広瀬順子(ひろせ・じゅんこ)さん、水泳の津川拓也(つがわ・たくや)さんらが乗った。6号車にはオリンピックの柔道のベイカー茉秋(べいかー・ましゅう)さん、競泳の松田丈志(まつだ・たけし)さん、萩野公介(はぎの・こうすけ)さんらが乗り、とくに萩野公介さんはわざわざ最後尾に立って、後ろを向いて通り過ぎていく観衆にまで手を振っていた。

バスは前回よりもさらに速度を落として前進し、時々、前との距離をあけるため停止することもあり、観衆は選手たちの顔をよく見ることができた。

今回、海外の試合などに出場して参加できなかった選手は、オリンピックが競泳の瀬戸大也(せと・だいや)さん、金藤理絵(かねとう・りえ)さん、陸上の山県亮太(やまがた・りょうた)さん、ケンブリッジ飛鳥(けんぶりっじ・あすか)さん、テニスの錦織圭(にしこり・けい)さん、卓球の水谷隼(みずたに・じゅん)さん、伊藤美誠(いとう・みま)さんとパラりンピックの車いすテニスの国枝慎吾(くにえだ・しんご)さんの8人。

今回、集まった観衆は2012年の銀座パレードの50万人を30万人も上回る80万人(主催者発表)だったが、車道に拡げたため、歩道は人が歩けるような空間が確保されていた。