サニーヘルス、シナモンでダイエット、血行促進、冷え性改善も

【銀座新聞ニュース=2017年2月12日】サニーヘルス(中央区八重洲2-1-6、八重洲kビル6階、0120-662-444)はこのほど、レポート「シナモンのダイエット&美容パワーとは」を発表した。

アップルパイやシナモンロール、カプチーノなどの香りづけに使われるシナモンだが、脂肪細胞が膨らむ肥満を抑えるのに効果がある。

アップルパイ、シナモンロール、カプチーノなど、香りづけに使われるシナモンだが、実はただの香りづけのためだけのスパイスではなく、ダイエットや美容にも効果があるという。

シナモンは熱帯に生育するクスノキ科の常緑樹の樹皮から作られる香辛料で、日本ではニッキ、漢方では桂皮(けいひ)と呼ばれている。世界最古のスパイスといわれており、紀元前4000年頃にはエジプトでミイラの防腐剤として使われていた。

食用として南アジア、中東、北アフリカで古くから料理の香りづけに用いられてきたほか、抗菌作用、発汗作用、健胃、血行促進、冷え性改善などの効果があるとされ、漢方の生薬としても使われてきた。

こうしたさまざまな効果の中でも特筆すべきは、シナモンには毛細血管をケアする作用がある点だ。まだ、研究段階だが、シナモンには血管の修復や拡張、老化防止を促進する働きがあると考えられている。

シナモンが主成分であるガラムマサラの使われた料理(カレーなど)を食べた後や、シナモンの入ったチャイ(インドの紅茶にミルク、砂糖、シナモンを入れた飲み物)を飲んだ後などは、体がポカポカしてくるのを実感することがある。体が温まるのは、血流がよくなるためという。毛細血管は全身の血管の99%を占めており、各器官、体中に張り巡らされている。この毛細血管をケアすることで、体にはうれしい効果がたくさんある。

血流が悪い状態だと代謝が悪くなり、ダイエット効率が下がってしまうが、毛細血管まで流れがよくすることで代謝は上がり、脂肪は燃焼されやすくなる。また、女性は筋肉が少なく脂肪が多いため、むくみやすいが、血流の改善により水分や老廃物がスムーズに流れるようになり、むくみが解消されたり、むくみにくくなったりする作用がある。

女性に多い冷え性は、血流が悪いことで生じ、冷えることにより、血流が悪くなるという悪循環を生んでいる。毛細血管をケアし、血流をよくすることで、改善できる。また、肌や髪など女性として美しく保ちたい部分は、血流の影響が出やすい部分でもある。

血流が滞ると、くすみ、むくみ、クマ、シミが濃くなるなど、シワなどのトラブルが目立ってくる。髪も同じで、血流が悪いと十分な栄養が届かないため、ハリやツヤが失われ薄毛や抜け毛が増えてしまう。美容は外側から補うよりも、まず血流をよくすることが必須とされている。

シナモンを使った食べ物は、カレーやシナモンロールなどが知られているが、普段の料理にも活用することができる。スーパーのスパイスコーナーでパウダー状のものが販売されているので、それを利用するのがお手軽でお勧めという。

そこで簡単なシナモンレシピを紹介する。「シナモンコーヒー・紅茶・ココア」いつものコーヒーや紅茶、ココアにシナモンパウダーをひと振りするだけでできる。ミルク入りのほうが、味としては相性がより高まる。体が温まるだけでなく風味が豊かになり、砂糖が少なめでも満足できるおいしさになる。

「シナモンヨーグルト」朝食のヨーグルトにもシナモンが好相性で、シナモンはバナナやりんごなどのフルーツとの相性もいいので、ヨーグルトにフルーツも加えれば美容力、美腸力はさらに向上する。

「シナモントースト」食パンをトーストして、はちみつ、シナモンパウダーをふりかける。バターを塗ってもおいしいが、ココナッツオイルを代わりに使うほうがより健康的になる。

「ホットワイン」シナモンを入れた赤ワインを温めるだけの簡単レシピで、ホットワインは体を温める効果に優れているし、強い抗酸化作用を持つ赤ワインポリフェノールも摂取することができる。ワインを加熱して作るため、アルコール分が多少飛ぶので、酒が弱い人にも飲みやすい。

「ホットワイン」の作り方(1杯分)は材料としては赤ワイン(200CC)、オレンジ(スライス2枚)、シナモン、クローブ パウダーひとふりずつ、はちみつ(大さじ1)を用意する。

鍋を火にかけて本格的に作れるが、手軽に作るならレンジがお勧めで、オレンジ以外の材料を耐熱のグラスやカップなどに入れ、レンジで加熱して、スライスしたオレンジ(なければオレンジジュースを注ぐ)を浮かべて、できあがり。

シナモンの注意点としては、体によい作用をもたらしてくれるとはいえ、過剰に摂取すると体に悪影響を及ぼす可能性があるという。シナモンの1日あたりの摂取量は、0.6グラムから3グラムほどが適量といわれている。長期間にわたり過剰摂取し続けると、シナモンに含まれている「クマリン」という成分が肝障害を引き起こす危険性があるので、あくまでも適量を守りたい。料理や飲み物に振りかける程度であれば、毎日口にしても問題はないという。

ネットの「シナモン」によると、シナモンはクスノキ科の常緑樹で、幹や枝の樹皮を細長い形状にはぎ取り、コルク層を除去したものが「シナモン」で、一般的に「シナモン」といえばと「セイロンシナモン」のことで、現在、「カシア」と呼ばれる中国・ベトナム産の種類もある。主にスイーツや飲料などにはセイロンシナモンが使われ、カレーやピラフ、炒めものなどの料理にはカシアシナモンが利用されている。

シナモンの副作用としては、含まれる「クマリン」という成分が原因で、過剰摂取(1日10グラム以上)すると、肝障害を引き起こしたり、また、香気成分の「シンナムアルデヒド」が胎児に悪影響をおよぼすので妊婦へのリスクにもなる。ただし、セイロンシナモンはクマリン含有量が少ないのに比べ、中国産カシアはセイロンシナモンの41倍、ベトナム産カシアはセイロンシナモンの385倍といわれている。

肥満は大別すると、脂肪細胞が増えるタイプと脂肪細胞が膨らむタイプがあり、脂肪細胞が増えるタイプは、妊娠末期の3カ月、乳児期、思春期に増えやすくなる。一度増えてしまった脂肪細胞の数自体は一生減ることがない。

脂肪細胞が膨らむタイプは、中に蓄積されている中性脂肪が増えている状態で、妊娠、出産、中年期の時期に増えやすくなる。シナモンは、脂肪細胞が「膨らむタイプ」の肥満に作用し、大きくなった脂肪細胞を小さくしてくれる効果がある。また、シナモンには、インスリンの分泌を高める効果があるといわれている。

食べ物を食べて血糖値が上がると、血糖値を正常化させようとインスリンが分泌され、血糖値が下がる。しかし、肥満になるとインスリンの分泌が悪くなり、血液中の血糖値が下がりにくくなってしまう。すると、血液中の糖分は中性脂肪に変換されやすくなり、さらに肥満に拍車がかかる。

そこで、シナモンを摂取すると、インスリン様作用が働き、血糖値の低下や、中性脂肪やコレステロールの低下が期待できる。ただし、シナモンをダイエットに利用する場合、シナモンの摂取する時間帯によって効果に違いがある。

朝にシナモンを摂取すると、内臓を活発化し、消化力を促進してデトックス効率を高める。また、体温の上昇を助け、消費カロリーをアップさせる。夜にシナモンを摂取すると、血糖値の上昇を抑え、脂肪の蓄積も抑えてくれる。

シナモンに含まれている栄養成分はカロリーが100グラムあたり364キロカロリー、常用量のカロリーは小さじ1で10.92キロカロリー、カロリーの割合としては、たんぱく質4.0%、脂質8.6%、炭水化物87.4%となっている。栄養素(100グラムあたり)はビタミンB1が0.08ミリグラム、ビタミンB2が0.14ミリグラム、ナイアシンが1.3ミリグラム、カリウムが550ミリグラム、カルシウムが1200ミリグラム、マグネシウムが87ミリグラム、鉄が7.1ミリグラム、亜鉛が0.9ミリグラムだ。