有楽町ロフトで「ピクサー」作品グッズ、トイ・ストーリー、ニモ等

【銀座新聞ニュース=2017年4月21日】株式会社ロフト(千代田区二番町5-25、二番町センタービル、03-5210-6210)は4月24日から5月14日まで有楽町ロフト(千代田区丸の内3-8-3、有楽町インフォス1階、03-5223-6210)特設会場で、「PIXAR GOODS COLLECTION」を開く。

4月24日から5月14日まで有楽町ロフトで開かれる「ピクサー・グッズ・コレクション(PIXAR GOODS COLLECTION)」で販売される商品の数々。

アメリカのアニメ映画「トイ・ストーリー」(1995年)を中心に、「モンスターズ・インク」(2001年)や「カーズ」(2006年)、「ファインディング・ニモ」(2003年)などを制作したアメリカの映像制作会社、ピクサー・アニメーション・スタジオ(Pixar Animation Studios)の作品をモチーフにしたグッズを販売する。ステーショナリー、アートパネル、マグカップ、スマホケースなどの限定デザイン商品で、44アイテム218種が初登場としている。

ピクサー作品と一緒に育った世代をメインターゲットとし、ロゴやキャラクターのシルエットなどによる大人らしいデザイン、ピクサーファンに訴える作品中のシーンを用いたアイテムなどを揃える。

また、会場では「モンスターズ・ユニバーシティ」(2013年)と「トイ・ストーリー」のキャラクタースタチューが客を出迎える。

ウイキペディアによると、ピクサー・アニメーション・スタジオは1986年2月3日に創立され、本社はカリフォルニア州エメリービルにあり、2010年4月に第2スタジオをカナダのバンクーバーに設立した。2006年5月5日より、ウォルト・ディズニー・カンパニーの完全子会社になっている。

1979年にジョージ・ルーカス(George Walton Lucas, Jr.)さんのルーカスフィルム社がニューヨーク工科大学からエド・キャットマル(Edwin Catmull、現ピクサー社長)を雇用して、創立したコンピュータ・アニメーション部門がピクサーの前身で、1986年にアップルコンピュータを退社したスティーブ・ジョブズ(Steven Paul Jobs、1955-2011)らが1000万ドル(約10億円)で買収し、「ピクサー」の名称で独立会社とした。

独立当時の経営陣は、エド・キャットマル(社長兼CEO)さん、アルヴィ・レイ・スミス(Alvy Ray Smith、エグゼクティブ・バイス・プレジデント兼制作監督)さん、会長のスティーブ・ジョブズで、当初、政府機関や医療機関などを顧客とするピクサー・イメージ・コンピュータというコンピュータグラフィックス製作用の専用コンピュータを中核とした、ハードウェアの製造会社であった。その顧客のひとつにディズニーがあった。

ピクサー・イメージ・コンピュータの業績は苦しく、コンピュータ性能の実演のため、デモ短編CGアニメを制作していたピクサーの社員ジョン・ラセター(John Alan Lasseter、現クリエイティブ担当エグゼクティブ・バイスプレジデント)さんが「シググラフ(SIGGRAPH)86」で短編CG「ルクソーJr.」の公開及びレンダリングプロトコル「レンダーマン(RenderMan)」を提案をした。

しかし、業績がさらに悪化したため、アニメ開発部門は、外部企業のためのCGアニメのコマーシャル制作を始め、ピクサーは、ウォルト・ディズニー・フューチャー・アニメーションとの関係を継続し、ディズニーのCAPS(コンピュータによるアニメの開発支援ポストプロダクションソフトウェア)の重要な技術参加企業になった。1990年にピクサー・イメージ・コンピュータ部門はヴァイコム・システムズ(Vicom Systems)に200万ドル(約2億円)で売却され、ピクサーとディズニーはCG長編アニメ映画の制作のため、2600万ドル(約26億円)で契約した。

1988年に発表した短編CGアニメ「ティン・トイ」がアカデミー賞で短編アニメ賞を受賞、1995年にディズニーとの共同制作で世界初のフル3DCGによる長編アニメ映画「トイ・ストーリー」を発表、1999年に「トイ・ストーリー2」でゴールデングローブ賞最優秀作品賞、2003年に「ファインディング・ニモ」でアカデミー長編アニメ賞、2009年に「カールじいさんの空飛ぶ家」で第66回ベネチア国際映画祭名誉金獅子賞をチーム受賞した。

1997年にピクサーとディズニーは今後10年間5作品の映画で制作費と興行収入を均等に分配する契約を交わし、契約の際に映画およびキャラクターの著作権はディズニーが有し、分配後の10%から15%の興行収入をディズニーに支払うことも契約内容に含まれた。この契約後、主要5作品は合計で25億ドル(約2500億円)以上の利益を上げている。

しかし、1999年公開の「トイ・ストーリー2」で両社は不況和音がではじめた。この作品はもともとビデオ作品として作られ、制作中に劇場用作品に昇格されたため、ピクサー側はこの作品を5作品のうちのひとつと数えるよう要求し、ディズニーがこれを拒否した。2社は新たな契約合意に向けて協議を始め、話は平行したままだったが、ディズニーの稼ぎ頭となっていたピクサーを手放すことにディズニーの株主が反発し、CEOのマイケル・アイズナー(Michael Dammann Eisner)さんが2005年9月末に退任した。

これに伴い、2006年1月24日に後任の会長のロバート・アイガー(Robert Allen Iger)さんとジョブズが、ディズニーが2006年夏までにピクサーを買収することで合意し、同年5月5日付で74億ドル(約7400億円)で、ピクサーはディズニーの完全子会社となった。また、ジョブズはディズニーの個人筆頭株主(保有率7%)となり、役員に就任した。ピクサー作品の著作権はディズニーが所有し、ディズニーが独自企画していた「トイ・ストーリー3」もピクサーにより制作された。

ピクサーは脚本を12人で分業し、「笑い担当」などシーンごとに担当者を割り当てている。それに加えて、脚本を練りこむのに時間をかけており、平均で1本に2、3年かかる。また、作品間でセットやキャラクターを共通化させることもある。2007年からばばこういち(1933-2010)の長男で、アメリカのアニメ界で活躍していた堤大介(つつみ・だいすけ)さんがアートディレクターに就任し、「トイ・ストーリー 3」などを手がけた(その後、独立して「ダム・キーパー」を制作)。

営業時間は10時30分から21時30分(日曜日、祝日は21時)。税込1000円以上購入すると、ピクサーデザインショッパーをもらえる。