一風堂銀座等で糖質量半分麺を醤油味の中華そばで

【銀座新聞ニュース=2017年5月10日】「博多一風堂」などを運営する「株式会社力の源ホールディングス」(福岡県福岡市中央区薬院1-10-1、092-762-4445)は5月10日から31日まで「一風堂銀座店」(中央区銀座4-10-3 、セントラルビル、03-3547-1010)などで「糖質ニブンノイチ中華そば」を販売している。

「一風堂銀座店」で5月31日まで提供している「糖質ニブンノイチ中華そば」のフライヤー。

2016年4月にオープンした「ルミネエスト新宿店」(1/2風堂=にぶんのいっぷうどう)で使用している糖質量を通常の博多細麺の半分に抑えた「糖質ニブンノイチ麺」(同社の従来比の半分にあたる、100グラムあたり糖質34.4グラム)を期間限定で、2016年12月に「糖質ニブンノイチ白丸」として全国主要30店舗に広げた。

今回は「糖質ニブンノイチ麺」を使用したしょうゆ味の「糖質ニブンノイチ中華そば」(税込790円)を全国21店で提供している。「糖質ニブンノイチ麺」は、米ぬかを主原料とした麺用粉と、大麦、ライ麦など11種類の穀物をブレンドし、小麦粉の使用割合を抑えることで糖質を大幅に減らしている。このため、1杯あたりの糖質量が46.6グラム、549キロカロリーで、通常の白丸元味が糖質量96.5グラム、811キロカロリーに比べて糖質量もカロリーも大幅に減らしている。

糖質制限ダイエットはエネルギー源となる3大栄養素のたんぱく質、脂質、糖質(炭水化物)のうち、糖質の摂取量を減らすなど、糖質の摂取を制限することで、血糖値やインスリン分泌の動きをコントロールして、肥満や糖尿病を防止する狙いがある。

糖質制限には極力糖質をカットする「厳しい糖質制限ダイエット」とエネルギー源として必要とされる糖質量の半分くらいに絞る「ゆるい糖質制限ダイエット」がある。

「厳しい糖質制限ダイエット」はアメリカの物理学者、ロバート・アトキンス(Robert Coleman Atkins、1930-2003)が提唱した「アトキンス・ダイエット」が知られており、最初の2週間で糖質を1日に20グラム以下しか摂らず、その後は1食20グラム以内に抑えるというもの。

一方、アメリカの物理学者、リチャード・バーンスタイン(Richard Bernstein、1934年生まれ)さんは1日の糖質量を130グラム以下とする糖質制限ダイエットを提唱し、日本人の食事摂取基準で必要量としている260グラムの約半分に抑えるというもの。

ご飯1膳(約150グラム)には約55グラムの糖質が含まれており、茶碗半分を1日3回食べると糖質量の合計は82.5グラムなので、まだ50グラムの糖質を摂取することができる。

国が定めている1日のエネルギー必要量は、男性が2660キロカロリー、女性が1995キロカロリーで、うち、炭水化物のエネルギー量は男性では400グラム(白米3.3合に相当)、女性では300グラム(白米2.5合に相当)とされている。

営業時間は11時から2時(金・土曜日、祝前日3時、日曜日、祝日が1時)。1日の販売数量に限りがある。