第一ホテル東京、最上階がビアガーデン、オードブルと4種の料理

【銀座新聞ニュース=2017年5月30日】大手ホテルチェーンの阪急阪神ホテルズ(大阪府大阪市北区芝田1-1-35)グループの第一ホテル東京(港区新橋1-2-6、03-3501-4411)は6月1日から8月31日まで21階「ラウンジ21」で「ビアフェスタ」を開く。

第一ホテル東京が6月1日から8月31日まで開く「ビアフェスタ」で提供される料理とドリンク類。通常2時間だが、3時間プランやスパークリングも入ったプランもある。

最上階に位置するラウンジ店内で、ビールなどのアルコール飲料と6種類の料理を提供する。2013年からはじめたイベントで、生ビールのほかに、カクテル、ワイン、ウイスキー、焼酎などのアルコール類とソフトドリンクが「フリードリンク」で飲める。

また、料理は「オードブルヴァリエ」として、スモークサーモンとクリームチーズのヴェリーヌ、とうもろこしのキッシュ、ブリオッシュと生ハムのブルスケッタ、黄桃の冷製スープがある。

ほかに、玉ねぎと海藻のサラダゴマクリームドレッシング、赤魚のポワレ チリパウダー入りラヴィゴットソース、ビールで煮込んだ牛バラ肉のスパイシーなオーブン焼きとフランクソーセージ 粒マスタード添えと、本日のパスタ、デザートが食べられる。

ウイキペディアによると、ビアガーデンは1875年に横浜・山手で「スプリング・バレー・ブルワリー(1870年に創業、ジャパン・ブルワリーを経て現キリンビール)」の創始者、ノルウェー出身のアメリカ人、ウィリアム・コープランド(William Copeland、1834-1902)が、工場隣接の自宅を改装して開いた「スプリング・バレー・ビヤ・ガーデン」が最初とされている。最初の屋上ビアガーデンは1953年に大阪市北区梅田でオープンした「ニユートーキヨー大阪第一生命ビル店」がはじまりといわれている。

ビアホールは1897年7月20日に、大阪市北区中之島の大江橋南詰に大阪麦酒(現アサヒビール)が「氷室生ビール」と洋食をメニューにした本格的なビヤホール「アサヒ軒」を開いたのが最初とされている。1899年8月4日に東京府京橋区南金六町5番地(現東京都中央区銀座8丁目)に、日本麦酒醸造(現サッポロビール)が「恵比寿ビヤホール」を開店し、初めて「ビヤホール」の名称が使われた。これを記念して8月4日は「ビヤホールの日」とされている。

「ラウンジ21」の店内。

1940年に東京都上野のビアホールで「泡が多すぎる」と客が抗議したことから、警察が「生ビールの仕入れ量より売り上げた量が異常に多い」ことで法令違反の疑いがあるとし、検察がビアホール会社を起訴した。しかし、裁判で酒学の権威といわれた坂口謹一郎(さかぐち・きんいちろう、1897-1994)が「ビールの泡はビールよりもアルコール濃度が高い」と証明したことから、1944年に「ビールの泡もビールと認める」と無罪の判決が下された。

営業時間は17時から21時(最終入店、日曜日、祝日は20時)までの2時間制。料金は5000円(税、サービス料込み)。また、パスタお替り自由で3時間制の6000円プラン、料理にオマール海老が入り、スパークリングワインも飲み放題の7000円プランも用意している。