リコー画廊で大坂寛展、探究する「美」の集大成

【銀座新聞ニュース=2017年5月16日】リコー(中央区銀座8-13-1、03-6278-2111)グループのリコーイメージング(大田区中馬込1-3-6、03-3777-4250)が運営するギャラリー「リコーイメージングスクエア銀座」(中央区銀座5-7-2、三愛ドリームセンター、03-3289-1521)は5月17日から6月18日まで8階ギャラリーゾーン「A.W.P」で大坂寛さんによる写真展「美への軌跡」を開く。

リコーイメージングスクエア銀座で5月17日から6月18日まで開かれる大坂寛さんの写真展「美への軌跡」に出品される作品((C)Hiroshi Osaka)。

写真家の大坂寛(おおさか・ひろし)さんは、1984年に自作の人形を撮影した「オブジェクト(object)」で「日本写真家協会(JPS)展」グランプリを獲得し、翌1985年に耽美的なヌードシリーズ「シジギー(Syzygy)」で日本写真協会新人賞を受賞した。

その後も、風景、静物、ヌードなど多くのシリーズを制作しており、今回は大坂寛さんの「美」への探求の集大成ともいえる作品を、モノクロームのゼラチンシルバープリントと大型のポラロイドネガからのプリントで約30点を展示販売する。

大坂寛さんは1956年山形県生まれ、1981年に日本大学芸術学部写真学科を卒業、卒業時に金丸賞を受賞、在学時の1978年にJPS展(日本写真家協会)奨励賞、APA国際展(日本広告写真家協会)ユーロフォト(EUROPHOTO)賞、1982年にJPS展グランプリ(1984年も)、1985年に日本写真協会新人賞などを受賞している。

2000年に全国カレンダー展で大蔵省印刷局長賞と日本商工会議所会頭賞(2002年、2008年、2009年も日本商工会議所会頭賞)、日独交換カレンダー展で銅賞、コダック賞などを受賞している。2010年から2011年までニコン フォトコンテスト インターナショナルの審査員、2011年から2016年までアメリカIPA(インターナショナルフォトグラフィーアワード)審査員を務めている。

代表作の分身をテーマにしたヌードシリーズや浮世絵や蒔絵に見られる平面的遠近法表現で、花を通して自己の内面や生命観を投影した「ボタニックハート(botanic heart)」などのシリーズで個展を開いている。

開場時間は11時から19時(最終日は16時)。毎週火曜日が定休。入場料は510円(税込)。