丸善丸の内でみやこしあきこ「みてみて おかあさん」原画展

【銀座新聞ニュース=2017年5月16日】大手出版流通会社の丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)グループの丸善・丸の内本店(千代田区丸の内1-6-4、丸の内オアゾ内、03-5288-8881)は5月16日から6月16日まで3階児童書売り場でみやこしあきこさんによる「みてみて おかあさん原画展」を開いている。

丸善・丸の内本店で6月16日まで開かれているみやこしあきこさんの「みてみて おかあさん原画展」に展示されている絵本の表紙。

2012年に第17回日本絵本賞で大賞を受賞したみやこしあきこさんが3月15日にイラストを手がけた絵本(文章はリー=LEE=さん)「みてみて おかあさん」(白泉社、税別1300円)を刊行したのを記念して、原画展を開いている。

「みてみて おかあさん」はおかあさんが、あかちゃんの世話で毎日忙しいから、おねえちゃんになったみなちゃんは淋しげ。甘えたいのに、甘えられないおねえちゃんになった女の子の気持ちを柔らかな空気感で描いた絵本としている。

みやこしあきこさんは1982年埼玉県狭山市生まれ、2005年に武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科を卒業、在学中に絵本を描き、2003年と2004年に「日産童話と絵本のグランプリ」で優秀賞、2005年に武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科研究室賞を受賞(卒業制作)、2006年、2007年、2008年に「日産童話と絵本のグランプリ」で佳作、2009年に「日産童話と絵本のグランプリ」で大賞を受賞した。

2007年に1年間、ドイツ・ベルリンで暮らし、2010年に第44回造本装丁コンクールで、日本印刷産業連合会会長賞、2012年に「もりのおくのおちゃかいへ」で第17回日本絵本賞で大賞、2016年に「よるのかえりみち」でボローニャ・ラガッツィ賞で佳作を受賞している。

開場時間は9時から20時。