「花戦さ」完成披露上映会、野村万斎、中井貴一ら挨拶

【銀座新聞ニュース=2017年5月17日】東映(中央区銀座3-2-17、03-3535-4641)は5月29日に有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3284-0131)で「花戦さ」の完成披露舞台あいさつ付き上映会を開く。

6月3日から一般公開される「花戦さ」((C)2017「花戦さ」製作委員会)。

29日13時30分に「花戦さ」の完成披露上映会を開き、上映前に監督と出演者による舞台あいさつを開く。登場するのは監督の篠原哲雄(しのはら・てつお)さんをはじめ、戦国時代の花僧で主人公「池坊専好」役の野村万斎(のむら・まんさい)さん、「織田信長」役の中井貴一(なかい・きいち)さん、「前田利家」役の佐々木蔵之介(ささき・くらのすけ)さん。

「千利休」役の佐藤浩市(さとう・こういち)さん、「池坊専伯」役の山内圭哉(やまうち・たかや)さん、「池坊専武」役の和田正人(わだ・まさと)さん、「れん」役の森川葵(もりかわ・あおい)さん、「石田三成」役の吉田栄作(よしだ・えいさく)さんで、舞台あいさつをする。

「花戦さ」は作家の鬼塚忠(おにつか・ただし)さんの「花いくさ」(角川文庫、2011年)が原作で、戦国時代に実在した池坊専好という京都の花僧が天下人である豊臣秀吉に単身立ち向かう姿を描いたエンタテインメント時代劇だ。

物語は織田信長が本能寺で倒れ、天下人が豊臣秀吉へと引き継がれた16世紀後半、戦乱の時代は終わりを告げようとしていたが、秀吉による圧政は次第に人々を苦しめていた。そんな中、町衆の先頭に立った花僧の池坊専好は、花の美しさを武器に秀吉に戦いを挑んだ。

ウイキペディアなどによると、篠原哲雄さんは1962年東京都生まれ、明治大学法学部を卒業、在学中の1984年に翼プロの「想い出のアン」や「親バカチャンリン」の衣裳係を担当、助監督見習として参加し、松竹のテレビ作品で小道具を手がけ、その後、助監督を務め、1986年に日活系の根岸吉太郎(ねぎし・きちたろう)さんの「ウホッホ探検隊」や1988年からの森田芳光(もりた・よしみつ、1950-2011)総指揮の「バカヤロー」シリーズに参加した。

1989年に自主制作映画「ランニング・ハイ(RUNNING HIGH)」でぴあフィルムフェスティバルに入選し、PFFアワード1989特別賞を受賞、1993年に初の16ミリ作品「草の上の仕事」が神戸国際インディペンデント映画祭でグランプリを受賞、1996年に「月とキャベツ」で初の劇場用長編作品を監督、以降「洗濯機は俺にまかせろ」(1999年)。

「はつ恋」(2000年)、「命」(2002年)、「地下鉄(メトロ)に乗って」(2006年)、「真夏のオリオン」(2009年)、「小川の辺」(2011年)、「スイートハート・チョコレート」(2013年中国公開、2016年日本公開)、「種まく旅人 くにうみの郷」(2015年)、「起終点駅 ターミナル」などを手がけている。

チケットはチケットぴあを通じて最速抽選、プレミアムを販売中で、18日11時締め切り。先行抽選も販売中で、19日11時締め切り。20日10時から一般販売する。料金は全席指定で2000円。

注:「野村万斎」の「万」は正しくは旧漢字です。