ジャスミンの香りで知る初夏到来、家持の和歌も詠むよ(233)

【tamaoのOL独り言=2017年5月25日】5月も中旬になるといろいろな花が咲き出す。すでにわが家の周りはジャスミンの香りでいっぱいである。ジャスミン、近所で流行らせちゃったかな?

ジャスミンです。花言葉は温順、柔和、好色、ん?好色って、どういう意味なんでしょうか?

ジャスミンって香り嗅いだことありますか?案外しっかりした香りなんですよ。すごくポピュラーだから、軽い香りなのかと思いきや、しっかりとしているんです。でも咲くまでは何も匂わない。白い花が開花したら一斉に匂うんです。

「この匂いは?」と思ったら、白い花が開花しているんです。もし香水でジャスミンの香りといってずっとつけてたら、飽きると思う。強いから。でも、ジャスミンって、よくできたもので、日当たりのいいところから咲いていって、同じ木でも時期が少しずれて咲いて、わりと長く楽しめる。まぁ、お庭の条件によると思いますが。

いっぺんに咲くともういいと思っちゃうかもしれないけど、ちょっとずつ咲くから、家に近づくと匂ってくる。初夏なんだなーと感じる瞬間です。これからは薔薇(ばら)も咲いてくるし、牡丹(ぼたん)、そして芍薬(しゃくやく)もシーズンの到来だ。

わが家にはないけど、近所の家の花壇に咲いているのを眺めるのもちょっと楽しみ。じっと見てたら不審者に思われるかもしれないけど。でも、素敵な花を褒(ほ)めるのは悪いことではないはずだし、それでコミュニケーションがとれたらいいと思うけど。今の世の中では難しいのかしら?

正岡子規(まさおか・しき、1867-1902)だって「銭湯で/上野の花の/噂かな」と詠んでいるし、大伴家持(おおともの・やかもち、718頃-785)も「我が背子(せこ)が/古き垣内(かきつ)の/桜花/いまだ含(ふふ)めり/一目見に来(こ)ね」と万葉集で詠んでいる。

花を愛(め)でる気持ちに違いはないのよねー。でも、花よりだんごともいいますが(敬称略、中堅企業に勤めるOLのタマオさんが日常の生活について思っていることを不定期に書きます。注書きは著者と関係ありません)。