銀座ニコン階段に女川町復興を記録する鈴木麻弓の作品

【銀座新聞ニュース=2017年5月31日】カメラ大手のニコン(港区港南2-15-3、品川インターシティC棟、03-6433-3600)グループのニコンイメージングジャパン(住所・同、03-6718-3010)は6月1日から30日までニコンプラザ銀座(中央区銀座7-10-1、ストラータ ギンザ、03-5537-1469)内の階段フロアにある「銀座階段ギャラリー」で鈴木麻弓さんの作品を展示する。

6月1日から30日までニコンプラザ銀座内の「銀座階段ギャラリー」に展示される鈴木麻弓さんの作品。

ニコンイメージングジャパンが毎月、プロの写真家の撮影した作品1点を展示するのが銀座階段ギャラリーで、6月は宮城県女川町で、2011年の東日本大震災で両親が行方不明となり、以降、故郷の復興にかける地域の人々の姿を撮影し続けている写真家の鈴木麻弓(すずき・まゆみ)さんの作品を展示する。

鈴木麻弓さんは1977年宮城県女川町生まれ、祖父が1930年に創業した写真館を営む家庭で18歳まで育ち、日本大学芸術学部写真学科を卒業、写真家の渡部(わたなべ)さとるさんに従事し、卒業後はフリーとしてポートレートを中心に活動し、2011年に東日本大震災で女川町に住んでいた両親が行方不明となり、以降、故郷へ通い、地域の人々の姿を記録し続けている。

鈴木麻弓さん

2014年から2015年にかけて、アルゼンチンの写真家アレハンドロ・チャスキエルベルグ(Alejandro Chaskielberg)さんが岩手県大槌町の復興にかける姿を撮影した作品「大槌フューチャー・メモリーズ(Otsuchi Future Memories)」で、現地コーディーネート兼アシスタントを務める。2016年に京都府の「ハリバン・アワード(HARIBAN AWARD)」で審査員賞を受賞している。

開場時間は10時30分から18時30分(最終日は15時)。入場は無料。