有楽町で仏映画祭、12本上映、C・ドヌーヴやI・ユペールら来日

【銀座新聞ニュース=2017年6月15日】フランス文化省のフランス中央映画庁 (CNC) の非営利外郭団体「ユニフランス」の日本子会社、ユニフランス・フィルムズ東京事務所(文京区目白台3-15-17)は6月22日から25日の4日間、有楽町朝日ホール(千代田区有楽町2-5-1、有楽町マリオン、03-3284-0131)などで「フランス映画祭2017」を開く。

8月5日からヒューマントラストシネマ有楽町などで一般公開される「夜明けの祈り」((C)2015 MANDARIN CINEMA AEROPLAN FILM/ANNA WLOCH)。

「フランス映画祭」は1993年から日本で行われているフランス映画を紹介するイベントで、主催のユニフランスは、フランス文化省のフランス中央映画庁 (CNC) の非営利外郭団体で、1949年に設立され、海外でのフランス映画の普及・振興を目的としたプロモーション活動を行っている。

1993年から2005年までは横浜市のみなとみらい地区で開かれ、2006年からお台場や六本木で行われ、2011年から有楽町で開かれ、東京フィルメックス(事務局・港区赤坂5-4-14、トレード赤坂ビル、03-3560-6393)との共同運営となり、今回が25回目になる。

今回、上映されるのは12本で、マルタン・プロヴォ(Martin Provost)さんが監督した「ミッドワイフ(英題:The Midwife、フランス語原題:Sage femme)」、ダニエル・トンプソン(Daniele Thompson)さん監督の「セザンヌと過ごした時間(フランス語原題:Cezanne et moi)」、ポール・ヴァーホーヴェン(Paul Verhoeven)さんが監督し、2017年にアメリカ・アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされ、アメリカ・ゴールデン・グローブ賞で主演女優賞(ドラマ部門)、外国語映画賞を受賞、セザール賞で作品賞、主演女優賞を受賞した「エル ELLE(同:Elle)」。

トラン・アン・ユン(Tran Anh Hung)さん監督の「エタニティ 永遠の花たちへ(同:Eternite)」、アンヌ・フォンテーヌ(Anne Fontaine)さん監督、第42回セザール賞4部門(作品、監督、脚本、撮影賞)でノミネートされた「夜明けの祈り(同:Les Innocentes)」、ニコール・ガルシア(Nicole
Garcia)さん監督、2016年にカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品、2017年にセザール賞で作品賞など8部門でノミネートされた「愛を綴る女(同:Mal de pierres)」。

エドゥアール・ベール(Edouard Baer)さん監督の「パリは今夜も開演中(同:Ouvert la nuit)」、アンジュラン・プレルジョカージュ(Angelin Preljocaj)さんとヴァレリー・ミュラー(Valerie Muller)さん共同監督の「ポリーナ、私を踊る(同:Polina,danser sa vie)」、カテル・キレヴェレ(Katell Quillevere)さん監督、2016年にベネチア国際映画祭オリゾンティ部門選出、トロント国際映画祭プラットフォーム部門に選出された「あさがくるまえに(同:Reparer les vivants)」。

ジャック・ドワイヨン(Jacques Doillon)さん監督、2017年にカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された「ロダン カミーユと永遠のアトリエ(同:Rodin)」、ジュリア・デュクルノー(Julia Ducournau)さん監督、2016年にトロント国際映画祭ピープルズ・チョイス・アウォード3位、2017年にジェラルメ国際ファンタスティカ映画祭グランプリ、批評家賞を受賞した「ロー(英題:Raw、フランス語原題:Grave)」。

ジョルジュ・ロートネル(Georges Lautner)さん監督、アラン・ドロン(Alain Delon)さん主演、1978年にセザール賞最優秀脚本賞、最優秀主演男優賞にノミネートされた、スターチャンネル提供(presents)の「チェイサー(フランス語原題:Mort d’un pourri)」。

「チェイサー」は俳優生活60周年を迎えたアラン・ドロンさんんお1970年代の代表作として上映される。また、監督や主演者などによるサイン会があり、前売券を購入すると、応募できる。

参加するのは「エル ELLE」の監督のポール・ヴァ―ホーヴェンさんと、主演女優のイザベル・ユペール(Isabelle Huppert)さん、「ロダン カミ―ユと永遠のアトリエ」の監督のジャック・ドワイヨンさん、「あさがくるまえに」の監督のカテル・キレヴェレさん。

「セザンヌと過ごした時間」の監督のダニエル・トンプソンさん、「愛を綴る女」の監督のニコール・ガルシアさん、「夜明けの祈り」の監督のアンヌ・フォンテーヌさん、主演女優のルー・ドゥ・ラージュ(Lou de Laage)さん、「パリは今夜も開演中」の監督のエドゥアール・ベールさん、「エタニティ 永遠の花たちへ」の監督のトラン・アン・ユンさん、「ポリーナ、私を踊る」の監督のアンジュラン・プレルジョカージュさんとヴァレリー・ミュラーさん。

日程は22日19時30分からTOHOシネマズ日劇でオープニングセレモニー(約40分)、その後、「ミッドワイフ」を上映する。また、上映前に監督のマルタン・プロヴォさんと出演者のカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)さんがあいさつする。

23日14時20分から「エル ELLE」、上映後にポール・ヴァ―ホーヴェンさんと、イザベル・ユペールさんが登場する。18時10分から「ロダン カミ―ユと永遠のアトリエ」、上映後にジャック・ドワイヨンさんが登場する。21時20分からTOHOシネマズ日劇で「あさがくるまえに」を上映する。上映前にカテル・キレヴェレさんが登場してあいさつする。

24日10時30分から「セザンヌと過ごした時間」、上映後にダニエル・トンプソンさんが登場する。14時10分から「愛を綴る女」、上映後にニコール・ガルシアさんが登場する。18時から「夜明けの祈り」、上映後にアンヌ・フォンテーヌさんが登場する。21時20分からTOHOシネマズ日劇で「パリは今夜も開演中」を上映する。上映前にエドゥアール・ベールさんがあいさつする。

25日10時10分から「エタニティ 永遠の花たちへ」、上映後にトラン・アン・ユンさんが登場する。13時40分から「ポリーナ、私を踊る」、上映後にヴァレリー・ミュラーさんとアンジュラン・プレルジョカージュさんが登場する。17時10分から「チェイサー」、21時20分からTOHOシネマズ日劇で「ロー」を上映する。

23日20時15分からアンスティチュ・フランセ東京(港区南麻布4-11?44、フランス大使館内、03-5798-6000)でイザベル・ユペールさんがスペシャルトークを行う。

25日15時から銀座アップルストアでトラン・アン・ユンさんと映画監督の橋口亮輔(はしぐち・りょうすけ)さんによるトークショーを開く。当日、先着順で入場できる。

料金は全席指定で、前売券が一般1500円(当日1700円)、学生が1000円(同1200円)。