大丸松坂屋画廊で「Qeelin」のD・チャン「パンダ」展

【銀座新聞ニュース=2017年6月12日】大手流通グループのJ.フロントリテイリング(中央区八重洲2-1-1)傘下の大丸松坂屋百貨店(江東区木場2-18-11)が運営するアートギャラリー「Artglorieux GALLERY OF TOKYO」(中央区銀座6-10-1、GINZA SIX、03-3572-8886)は6月15日から28日まで、デニス・チャンさんによる個展「HAHA PANDA」を開く。

大丸松坂屋百貨店のギャラリー「アールグロリューギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」で6月15日から28日まで開かれるデニス・チャンさんの個展に出品される作品。

「アールグロリューギャラリーオブトーキョー(Artglorieux GALLERY OF TOKYO)」は「銀座シックス(GINZA SIX)」の中核企業の大丸松坂屋百貨店が直営する画廊で、今回は香港の宝飾品ブランド「キーリン(Qeelin、麒麟)」の創業者で、クリエイティブ・ディレクターのデニス・チャン(Dennis Chan)さんが日本で初めて個展を開く。

デニス・チャンさんは2016年に中国・上海で開いたアートショーでは全作品が即日完売されたというディレクターで、今回は、パンダをモチーフとし、スワロフスキーを使った作品を中心に、個展のために作られたアートピース16点を展示する。

タイトルの「ハハ(HAHA)」は笑い声を表しており、「パンダ」とひとつになった作品が「ハハパンダ(HAHA PANDA)」で、「グローバリズムとナショナリズム、個性と調和、自然と人工など、相反する要素について考えをめぐらせる作品」(大丸松坂屋百貨店)としている。

デニス・チャンさんは香港生まれ、香港理工大学(ホンコン・ポリテクニック・ユニバーシティ)を卒業後、英国ロンドンにわたり、プロダクトデザインと宝飾品のデザインを学び、デザイナーのケン島崎(けん・しまざき)さんと旧松下電工(現パナソニック)や旧三洋電機(現パナソニック)などのデザインコンサルタントとして活躍し、1997年に宝飾品のブランド「キーリン」を立ち上げ、1997年に香港返還に際して、記念として依頼された33メートルのミレニアムカウントダウンクロックを制作した。

デニス・チャンさん。

2004年にパリに「キーリン」を法人として設立し、2013年1月に「プーマ(PUMA)」や「グッチ(Gucci)」や「イブ・サン=ローラン」などを傘下に抱えるフランスのファッション、宝飾品大手の「ケリング(KERING、旧PPR)」が買収し、グループ化している。現在、フランス・パリや英国・ロンドン、アメリカ・ロサンゼルスなどに14のブティックを運営している。

開場時間は10時30分から20時30分(最終日は18時)まで。入場は無料。