築地本願寺で婚活パーティ、カップルは盆踊り大会に招待

【銀座新聞ニュース=2017年7月13日】結婚相談業の「よすが結婚相談所」(中央区銀座3-14-13、第一厚生館ビル、03-6869-4286)は7月22日に築地本願寺(中央区築地3-15-1)で「築地でご縁結び」を開く。

7月22日に築地本願寺で開かれる「築地でご縁結び」の過去の会場風景。

25歳から44歳くらいの独身男性と25歳から39歳ぐらいの独身女性を対象にした婚活イベントで、今回が3回目となる。築地本願寺で開くため、僧による「ご縁」をテーマにした5分の法話や参加者同士による1対1の会話、築地本願寺本堂ツアー、パイプオルガンの生演奏、連絡先交換で締めくくる内容になっている。また、今回、誕生したカップルは8月2日から5日に築地本願寺で開かれる「納涼盆踊り大会」に特別に招待される。

ウイキペディアによると、築地本願寺は浄土真宗本願寺派の寺院で、京都府京都市にある西本願寺の直轄寺院となっている。住職は2014年に門主に就任した大谷光淳(おおたに・こうじゅん、1977年生まれ)さんが兼ねている。事務執行機関として宗務長(旧:輪番)1人、副宗務長2人で構成されている。

1617年に西本願寺の別院として浅草御門南の横山町(現日本橋横山町、東日本橋)に建立され、「江戸海岸御坊」や「浜町御坊」と呼ばれていた。しかし、1657年の明暦の大火により本堂を焼失し、その後、江戸幕府による区画整理のため旧地への再建が許されず、その代替地として八丁堀沖の海上が下付された。

そこで佃島(現中央区佃)の門徒が中心となり、本堂再建のために海を埋め立てて土地を築き(この埋め立て工事が築地の由来)、1679年に再建され、「築地御坊」と呼ばれた。このときの本堂は西南(現築地市場)を向いて建てられ、場外市場のあたりが門前町となっていた。

1923年の関東大震災では、地震による倒壊は免れたが、その後の火災により再び伽藍を焼失し、58カ寺の寺中子院は、被災後の区画整理により各地へ移転した。現在の本堂は1934年に竣工された。古代インド様式をモチーフとした建物は、当時の浄土真宗本願寺派法主・大谷光瑞(おおたに・こうずい、1876-1948)と親交のあった東京帝国大学工学部名誉教授の伊東忠太(いとう・ちゅうた、1867-1954)が設計した。

当時の宗教施設としては珍しい鉄筋コンクリート2階建て、建築面積が3149.4平方メートル、松井組(現松井建設)の施工により建築された。大理石彫刻がふんだんに用いられ、そのスタイルは現在においても斬新かつ荘厳で、築地の街の代表的な顔となっている。本堂は重要文化財に指定され、2012年4月1日の浄土真宗本願寺派の新体制移行に伴い、正式名が従前の「本願寺築地別院」から「築地本願寺」となり、築地本願寺は全国唯一の直轄寺院となった。

よすが結婚相談所は1985年千葉県生まれ、早稲田大学理工学部経営システム工学科を卒業、東京工業大学大学院イノベーションマネジメント研究科技術経営専攻を修了、福沢諭吉記念文明塾3期修了生、旭化成に入社、技術営業の仕事を担当した立川智也(たてかわ・ともや)さんが、その後旭化成を退社し、2014年9月に福沢諭吉記念文明塾修了生とともに、会員制の結婚紹介業として立ち上げた。

会員資格は男性が大学卒業以上、女性が短大卒以上で、入会時に入会金(税別3万円、キャンペーン時は無料)、登録料(4万8000円)、活動準備費(9万8000円)、月会費(1万円)を支払い、そのほかにお見合い料(1回ごとに5000円)、結婚が決まる退会時に成婚料(20万円)などがかかる。

当日は14時30分からあいさつ、1対1の異性との会話、5分程度の法話、グループごとの築地本願寺本堂ツアー(解説付き)、パイプオルガン生演奏、連絡先交換、解散となる。

時間は14時30分から18時30分で、定員は男女合わせて60人程度。料金は3000円。HP(http://jiri.jp/tsukiji/004)から申し込む。また、当日、受付にて身分証明書を提示する必要がある。