三菱自が「ミニカ」展示、岡山果実祭り、市長と益子CEOトークも

【銀座新聞ニュース=2017年7月21日】自動車大手の三菱自動車工業(港区芝5-33-8、03-3456-1111)は7月22日から31日まで本社1階ショールーム(03-6852-4302)で「三菱ミニカ」を展示する。

三菱自動車で7月22日から31日まで開かれるイベントと25日の「岡山フルーツ祭り」のフライヤー。

三菱自動車が水島製作所(岡山県倉敷市水島海岸通1-1、 086-444-4115)で生産していた軽自動車「三菱ミニカ(乗用、商用タイプ)」(1962年から2011年)を展示する。

また、25日は岡山県が「岡山フルーツ祭り」を開いて、桃、ぶどうの「シャインマスカット」や「ピオーネ」、「瀬戸ジャイアンツ」などを販売する。26日から28日は高梁川(たかはしがわ)流域の市町村が物販する「岡山県高梁川の恵みと賜物展」を開く。

三菱自動車は岡山県には岡崎製作所(愛知県岡崎市橋目町字中新切1)と水島製作所の2工場があり、岡崎製作所では「アウトランダー」や「RVR」(12月から水島に移管)、「エクリプス クロス」などを生産し、年産23万4000台の能力がある。水島製作所は「アイ・ミーブ」や「eK」シリーズなどを量産し、年産35万5000台の能力をもっている。

三菱ミニカは1961年に三菱自動車が商品化した軽ボンネットバン「三菱・360」をベースに初の4人乗り軽乗用車として開発、発売された。1998年に最後の8代目が発売されたが、軽自動車の需要が「eKシリーズ」や「アイ(i)」に移り、ミニカの販売が低迷し、2007年5月に乗用タイプが生産中止となり、6月に販売も終了した。

商用タイプも2011年5月に生産を中止、6月に販売も終了し、2013年6月には「ミニカ」の系譜を引き継いでいた「トッポ」の生産も中止(9月に販売終了)し、51年続いた「ミニカ」の系譜が完全に消滅した。

7月26日から28日の「岡山県高梁川の恵みと賜物展」のフライヤー。

26日は井原市、高梁市、里庄町、27日は総社市、浅口市、矢掛町、28日は倉敷市、早島町が地酒やデニム小物、民芸品などの特産品を販売する。また、それに伴い、イベントを開く。

26日12時30分と18時に国指定重要無形民俗文化財の「備中神楽」を公演する。また、井原市のキャラクター「でんちゅうくん」、里庄町のキャラクター「まこりん」も登場する。

27日は12時30分から浅口市長の栗山康彦(くりやま・やすひこ)さんと三菱自動車CEOの益子修(ますこ・おさむ)さんが対談する。18時からは総社市長の片岡聡一(かたおか・そういち)さんと登山家で了徳寺大学客員教授、三菱自動車アンバサダーの野口健(のぐち・けん)さん、益子修さんが会談する。また、矢掛町のやがけ観光大使のキャラクター「やかっぴー」、総社市のキャラクター「チュッピー」も登場する。

28日17時30分から倉敷市長の伊東香織(いとう・かおり)さんと、早島町長の中川真寿男(なかがわ・ますお)さん、益子修さんが会談する。18時からくらしき観光大使のうめ吉(うめきち)さんが三味線、歌、踊りのショーを開く。

開場時間は10時30分から19時。「岡山フルーツ祭り」は12時から17時30分までだが、商品がなくなり次第終了する。