丸善日本橋で黒川みつひろ「トリケラトプス」25年記念展、トークも

【銀座新聞ニュース=2017年8月9日】大手書籍販売グループの丸善CHIホールディングス(新宿区市谷左内町31-2)傘下の丸善ジュンク堂書店(中央区日本橋2-3-10)が運営する丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は8月9日から15日まで3階特設会場で黒川みつひろさんによる「トリケラトプス絵本シリーズ25周年記念 恐竜絵本原画」を開く。

丸善・日本橋店で8月15日まで開かれている黒川みつひろさんの「トリケラトプス絵本シリーズ25周年記念 恐竜絵本原画」に展示される。

恐竜の絵本で知られる黒川(くろかわ)みつひろさんが3月13日に「恐竜トリケラトプスとアルゼンチノサウルス」(小峰書店、税別1000円)と7月6日に「恐竜トリケラトプスとダスプレトサウルス」(小峰書店、税別1000円)を刊行し、「トリケラトプス絵本」シリーズが刊行25周年になるのを記念して原画展を開いている。

「恐竜トリケラトプス」シリーズは1992年に刊行された「たたかえ恐竜トリケラトプス」が第一弾で、草食竜のトリケラトプスの子ども「リトルホーン」、リトルホーンの父親「ビッグホーン」、リトルホーンの母親「ママホーン」、リトルホーンの妹「ミニホーン」、リトルホーンたちを狙う肉食竜ダスプレトサウルス「ダス」、ダスの息子でリトルホーンの友だち「ブレト」、プテラノドンの子ども「プテラ」ぼうや」などが登場して、騒動を巻き起こす物語だ。

その後、25年間に「恐竜トリケラトプスと巨大ワニ」(1993年)、「恐竜トリケラトプスとティラノサウルス」(1995年)、「恐竜トリケラトプスと巨大ガメ」(1996年)、「恐竜トリケラトプスジュラ紀にいく」(1997年)、「恐竜トリケラトプスの大決戦」(1998年)、「恐竜トリケラトプスの大逆襲」(2000年)。

「恐竜トリケラトプスと大空の敵」(2001年)、「恐竜トリケラトプスと恐怖の大王」(2002年)、「恐竜トリケラトプスの大めいろ」(2002年)、「恐竜トリケラトプスとアロサウルス」(2003年)、「恐竜トリケラトプスのジュラ紀決戦」(2004年)、「恐竜トリケラトプスのジュラ紀めいろ」(2005年)、「恐竜トリケラトプスとひみつの湖」(2006年)、「恐竜トリケラトプスとギガノトサウルス」(2007年)、「恐竜トリケラトプスの大ぼうけんめいろ」(2008年)。

「ミニ版 恐竜あいうえお」(2009年)、「ミニ版 恐竜トリケラトプスの大逆襲」(2009年)、「ミニ版 恐竜トリケラトプスの大めいろ」(2009年)、「ミニ版 恐竜トリケラトプスの大めいろ」(2009年)、「恐竜トリケラトプスときけんな谷 ラプトル軍団と戦う巻」(2009年)、「恐竜トリケラトプスとスピノサウルス」(2010年)、「恐竜トリケラトプスと決戦赤い岩」(2011年)、「恐竜トリケラトプスとウミガメのしま カルカロドントサウルスとたたかうまき」(2012年)、「恐竜トリケラトプスとカルノタウルス にくしょくツノりゅうとたたかうまき」(2012年)、「恐竜トリケラトプスとカルノタウルス」(2014年)が刊行されている。

「恐竜トリケラトプスとアルゼンチノサウルス」は巨大草食恐竜アルゼンチノサウルスに湖の場所を教えてもらったトリケラトプスたちが湖に向かう途中、おそろしい肉食恐竜軍団に囲まれてしまう。カルノタウルスやノアサウルス、マプサウルスたちに勝てるのか?という内容だ。

「恐竜トリケラトプスとダスプレトサウルス」は父親に獲物をとってくるよういわれた肉食恐竜ダスプレトサウルスのこども、プレトだが、狩りが苦手なプレトは草食恐竜コリトサウルスの群れに迷い込んでしまう。いつもは怖いダスプレトサウルス親子の愛を感じる物語としている。

ウイキペディアによると、恐竜は脊椎動物の分類群の一つで、「中生代三畳紀」(約2億5217万年前から約2億130万年前)に現れ、「中生代」(三畳紀、「ジュラ紀」が約2億130万年前から約1億4500万年前、「白亜紀」が約1億4500万年前から約6600万年前)を通じて繁栄した。多様な形態と習性のものに適応放散し、陸上動物としては大きくなったものもあったが、約6600万年前の白亜紀と新生代との境に多くが絶滅した。

正確には「恐竜」は、系統的に異なる翼竜、魚竜、首長竜などは含まない独立した分類群で、恐竜類はそのもっとも際立った特徴をして「直立歩行に適した骨格をもった爬虫類」と呼ぶことができ、ほぼすべて地上棲である。

非鳥類型恐竜は白亜紀末期に絶滅した。大量絶滅は、恐竜のみならず数多くの動植物を巻きこんだという意味で大規模な絶滅であり、現在では巨大隕石の衝突が原因とされている。隕石の衝突により、地球規模の大火災で生態系が破壊され、衝突後に生じた塵埃が大気中に舞い、日光を遮断することで起きた急速な寒冷化が絶滅の原因と考えられている。

黒川みつひろさんは1954年大阪府生まれ、大阪市立美術研究所で絵を学び、恐竜絵本作家として活躍している。「恐竜の大陸」(1巻から7巻)、「恐竜図解新事典」、「たたかう恐竜たち」(11巻)、「恐竜ティラノサウルス大図解」、「絵巻えほん 新・恐竜たち」、「恐竜の谷」などがある。

9日10時から15時、10日から15日13時から17時まで黒川みつひろさんが来場する。

11日、12日の15時から黒川みつひろさんによるギャラリートークを開く。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)まで。入場は無料。