丸善日本橋で松元洋一「器」展、花器や酒器など

【銀座新聞ニュース=2017年9月11日】丸善・日本橋店(東京都中央区日本橋2-3-10、03-6214-2001)は9月13日から19日まで3階ギャラリーで松元洋一さんによる「埴のうつわ展」を開く。

丸善・日本橋店で9月13日から19日まで開かれる松元洋一さんの「埴のうつわ展」に展示される作品。草月流の小沢昌恵(おざわ・しょうけい)さん、藤原清美(ふじわら・きよみ)さん花が飾られている。

奈良県で窯を構える陶芸作家の松元洋一(まつもと・よういち)さんが「埴(はに)のうつわ」と題して、花の器や酒器、直火の器を展示販売する。松元洋一さんは2012年にがんにより闘病生活を送り、2013年春に退院後、器作りを再開し、2014年夏には小さな穴窯を作り、「大窯のもつおおらかな優雅さ。小窯の大胆な鋭利さ」という大小の窯を使って制作している。

松元洋一さんは1954年奈良県かしわ原市生まれ、1976年に近畿大学農学部を卒業、萩、美濃で修業し、奈良教育大学で研修後、1983年に奈良市鉢伏町に窯を構えた。1979年から1984年まで国展、新匠工芸展で繰り返し入選した。

2007年から2010年までフランスの「サロン・ドートンヌ展」で入選、2010年にフランスの「ガムアート・グランコンクール・インターナショナル2010」でレヴェラシオン賞と銀メダルを受賞し、2014年から2016年まで鳥取大学地域学部付属芸術文化センター非常勤講師を務めた。

開場時間は9時30分から20時30分(最終日は17時)、入場は無料。